コロナ対策について

コロナ禍

日本の様子をインターネットで見ていると、緊急事態宣言、と言いながらも、大勢の人たちが歩いているし、レストランで食事をしているし、遅い時間でもコンビニが開いていて、人が行き来していたり。

いいなあ、日本・・・という思いと、そんなにゆるくて大丈夫?っていう思いが半分半分。

欧州だと、レストラン、喫茶店、バーは全面閉店、映画館、劇場、スポーツ観戦も全て閉鎖っていう時期が半年以上続いた。

政府の指針なので、逆らう事は出来ず、どの店もそのドアを固く閉じたまま、季節が流れた。例外なく、ピタっとどこも閉まっていた。他の店も入場人数の制限、入場時間も制限しているところも多かった。夜はベルギーは10時まで、フランスだと7時だったんじゃないかな、ともかく、その時間以降は人がいなくなった。

日本で同じことをしたら、経済はどうする、とか、倒産した人達はどうなる、とか、7時まで帰宅なんてムリ、通勤に1時間かかる、とか、仕事が残っている、とか、多分非難ゴウゴウになりそうな気がする。インタビューで「困ります」みたいな人がたくさん出てきそう。

なんでだろう、って考える。

日本のマスコミって、日本の政策に対して、細かい文句をねちねち非難する形式が多い。あれは失敗だったとか、動くのが遅い、とか逆効果だった、みたいな記事を目にする。でも、結果が出てから非難するのは、易しいと思う。
あと、個人的な女性関係とか政策には関係ないような所で突っ込まれて、謝罪会見とかやらされたり。
たとえば、アベノマスクは失敗だった、みたいなどうでも良い非難だけれど、同調する人が多くて影響力は強い。それで悪者にされてしまう人も多いと思う。
こっちでも、政府から薄い生地のマスクの配布があったけれど、非難は聞いたことがない。品質もイマイチで、多分誰も使ってない、単に無駄遣いだったかもしれないけれど、もらえるものだからいいやんって感じだと思う。

日本では強制力のある政策を打ち出さないのは、マスコミにたたかれるから?
責任取るのが怖い?反論が怖い?みんなその意見に追従するから?

欧州の政策は、時として酷いのもある。マスク配布が失敗だ、なんて小さい話ではなく、学校の申し込みが制限された時は、この学校は生年月日が奇数の人のみしか申し込みできない、とか、平等を記すために予約はできず、当日受付のみ、みたいな、いつの時代やねん!と言いたくなるような無茶なものがあったりした。

でも、そういえば、初期の頃、日本のコロナの感染率が低く、日本国民の意識の高さが評価されていた。欧州は、国が頑張って政策を打ち出し、国民を強制して、ワクチンを奨励し、感染率を下げつつある。

つまり、日本は国民個人がボランティア精神で頑張り、欧州は国民は自由主義で勝手に動くから(?)政府が頑張る。ってことかな?

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