夏休み‐学校の休暇が多すぎる話

ベルギーについて

子供たちが小さい頃、学校の休みの多さに辟易していた。
11月のオールセイントの休暇が1週間、クリスマス2週間、2月のカーニバルで1週間、4月復活祭で2週間、5月のメーデーあたりに連休が続き、やっと勉強し始めたと思ったら、2か月の夏休み。はあ・・・

大抵の親は、仕事を持っていて、子供の学校の休暇ほど会社は休みをくれない。利益を追求する会社としては当然なんだけれど、当時は文句を言いたかったくらい、子供の学校が休みの間は、本当に大変だった。

でも、どこの家庭も同じ悩みを持っていて、経済界の基本で、需要があれば供給も充実するわけで、休みの間学校に代わって、色々な団体が色々な活動をやっていて、申し込みをして、いくばくかのお金を払えば、そこで子供を預かってもらう事ができる。

年齢が低い子供たちは、リトミックとか、絵をかいたり、お外遊びと組み合わせたり、学校の延長みたいなのが多いが、少し大きくなるとスポーツが人気だ。合宿もあるし、子供の好みに合わせて選べる。

市役所が主催してくれているのがあり、これが一番低価格なのだが、どうも、本当に子供を預かってくれるだけらしく、子供たちが、つまらない、と言って不評だったので、これは小学校2年以降は使っていない。

個人が主催しているのもあるが、個人主催のものは大抵、お値段が高い。
半国営のフランス語圏コミュニティが主催のADEPSと言うスポーツクラブが、リーゾナブルな価格で、質の良いスタージュを提供してくれるので、一番のお気に入りだった。

ところが、このADEPS、人気のスポーツは、アッという間に予約完売になってしまう。
ブラッセルだと、だいたい2月くらいに夏のスタージュの予約がオープンになり、速攻予約を入れないと好きなスポーツに予約が出来ない。

初期の頃は、予約が間に合わず、意に沿わないスポーツしか選べなかったが、励ましながら、なだめながら😂、何とか行かせた。
それからは、冬の真っただ中、2月のカーニバルの休みくらいに既に夏休みの予約を入れる、という、面倒な作業をやっていた。

それでも、夏休みは親が2週間くらい休暇を取り、子供と一緒にいる。または一緒に旅行に行く。
がんばって予約したスタージュに2週間ほど入れる。
時々ご近所さんとか、お友達と外出を入れる。

それでもあと1か月近くもある。はあ・・・
スタージュも安くないんよ。皆さんどうされているんだろう。

ということで、うちの子供たちは約1か月近く、家に放っとかされることになり、毎日「たいくつ、たいくつー」と叫び、学校が始まるのをいつも心待ちにする、学校大好きな子供に育った(笑)。

9月に学校が始まると、うれしそうに(やった~、待ちに待った学校♪)と、活き活きとして学校に通っていた。
良かった、良かった。☺

 

 

 

 

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