モンブラン探しの旅

食べること

前も書いたかもしれないが、基本、栗が好きだ。
甘栗、栗饅頭、栗きんとん、マロングラッセ、和洋問わずどれも好き。モンブラン、最高♪

ところが、欧州にモンブランは、ない。あるのは本物の山だけだ。(笑)
和菓子系が食べられないのは仕方がないにしても、え~、なんで?モンブランって、欧州のケーキじゃないの?って思った。

あれだけ、色んな種類のケーキがあるのに、あれだけ、色んな名前がついているのに、なぜモンブランがない?。
でも、形がモンブランに似たような(?)ケーキがイースターの頃の登場する。

「Nid de Pâques」つまり、イースターの(小鳥の)巣という意味で、薄い栗色のクリームが細く絞りだされ、ちょうど鳥の巣のイメージになっている。

イースターの「二・ド・パーク」に出会った時はびっくり。おお、こんな所にあったのかー。って、食べたら、ちょっとがっかり。違う・・・・
形は似ているけれど、クリームはバニラ味とか、モカ味のバタークリームで、残念ながら栗のクリームではない。

私が欲しいのは、モンブランの形ではなく、あの栗の風味だ。

栗の季節になった。
薄暗く雨の多い秋、冬が始まる欧州。嫌な気候。落ち込む。
落ち込むと甘いものが欲しくなる。
モンブラン、食べたいなあ・・

モンブラン食べたい気分が高じて、お友達の情報を収集し、あちこち探し回った。
結果、ついに見つけました♪
私の調査の結果(めちゃ、小さい調査や!)ブラッセルでモンブランがあるのは2か所。

Wittamerとササキ☆

Wittamerは日本にも支店がある老舗のケーキ屋さんだ。
日本人のパティシエがいた時期もあったくらい日本にゆかりのあるケーキ屋さん。
そのせいか、ここにモンブランがあった。

名前はモンブランではなく、栗クリームのケーキ、みたいな普通の名前がついていたけれど、まぎれもなく私の知っているモンブラン。
栗のクリ―ムが細く絞りだされて、山の様になっている。
クリームの色は、やや沈んだ栗の渋皮のような色で、着色料の入っていない自然な感じ。リキュールの効いた、栗の風味たっぷりの美味しいモンブランだ。
ちょっと大きいのが難点。美味しいけれど、この大きさだと最後の方は満腹。

もう一店のササキは、ブラッセルではおなじみ「Yasushi Sasaki Patisserie Chocolaterie」日本人の佐々木シェフの経営しているケーキ屋さんだ。

ササキはいつ行っても行列ができているローカルの人達にも人気のお店だ。
日本人好みの甘すぎない、上品なケーキがベルギー人たちの舌も魅了した。
ブラッセルは、美味しいお店が多いので競争率も高いし、舌の肥えた方も多い。その中で毎日行列ができているのはすごいと思う。

見た目もとてもきれいに仕上げたケーキは目も楽しませてくれる。
抹茶のロールケーキ、ゆずの入ったタルト、ほうじ茶のムースなどちょっと日本のテイストの入った洋菓子もあり、いつも選ぶのに迷ってしまう。

ここにもモンブランがあった。
ここのは、あっさりしたクラシックなモンブラン。
これも美味しかった。

探せばあるやん!

そういえば、キムタクの出ていたグランメゾン東京、っていうドラマでもモンブランを作るシーンがあった。私だけじゃなく、きっと日本人は一般的にモンブランが好きなんだ。(ほんまかいな?)

 

 

 

 

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