マロンって栗?!

フランス語

最近、散歩をしていると、あっ栗!
道端にゴロゴロ転がっている。もう栗の季節♪。

栗、美味しいよねー。栗ご飯も美味しいし、栗饅頭も美味。
栗きんとんもいいし、洋風にマロングラッセも好き。モンブラン、最高!

でも、こっちで時々焼き栗の屋台が出ていることがあるんだけれど、これははっきり言って美味しくない。日本の天津甘栗の技術を教えてあげたいくらいだ。ん?天津甘栗って日本の技術でよかったのか?中国?いや、まあどっちでもいいや。

屋台の焼き栗は、ただ栗を鉄板の上で焼いただけ。固いし、焦げの味しかしない。
あのほくほくした美味しさが味わえない。これだと売れないよー。

ともかく、子供たちが小さい頃は、よく栗拾いに行ったなあ。公園とかちょっと森に入ると栗の木があって、栗拾いが簡単にできる。子供たちは大好きだ。

栗といえば、以前、実は私、「マロン」は英語だと思っていた。(笑)
だって、日本にいると、ストロベリーと同じ感覚でマロンが使われていたやん。

会社では英語が共有言語だったので、なぜか忘れたけれど、世間話で栗の話をしようと思って、その時、マロンが英語でないことに気が付いた。

当時の上司がイギリス人だったので、あれやこれやしゃべって、栗の話題に来たので、Ah by the way, I love marron って言うと、怪訝な顔をされる。What?? ん?イギリス人やし、英語は完璧なはず・・

いつものごとく、「こっちの発音が悪いか?」って思って、マの方にアクセントを置いてみたり、とかロのRを強めにしてみたり、とか、やってみた。

多分端で見ている人には可笑しな光景だったと思う。
だって、ひたすら、マロン?マァロン?マロ~ン?マRRォン?って繰り返している日本人?何を言ってるん?って感じだと思う。きっとくすっと笑われていただろう。

何度もマロン、マロン、と繰り返していると(笑)、察してくれて「Oh chestnut!」

えっ、英語でチェストナッツって言うんやー!マロンちゃうやん!
その時は結構びっくりした。

そうか、チェストナッツか、じゃあ、マロンはフランス語か。

会社では英語だけれどブラッセルに住んでいるとご近所さんとか、お友達とかとはフランス語で会話する事になる。

マロンは仏語♪これは確定だったので、またご近所さんとマロンの話をする。
栗、落ちているねー、栗拾い楽しいよねー。どうやって食べる?屋台の栗って焼過ぎじゃない?とか、こっちは世間話だ。

そしたら、ご近所のおばさん、ちょっと笑いながら(私があまりのもマロン、マロンって言うので)「でもね、食べれるのはシャティニュって言うのよ。」
えっ?そうなの?じゃあマロンは何?

マロンは、ほら、マロニエについている実、ちょっと大きいのあるでしょ?毒があるので食べられないのよ。まあ、一般的にマロンも使う事もあるけれど、本当はシャティニュなのよ。

確かに、スーパーでも栗の所は「Chataigne」の看板がついているし、栗拾いの事を「レコルテ シャティニュ」っておばさんも言ってるし。

え~~、日本でもカタカナになっているくらい普通に使うマロン。でも、英語でも通じないし、フランス語でも正確に栗ではない、って、いったい何で日本でマロンは栗って広まったん?

 

 

 

 

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