欧州の人たちが嫌いな日本食って何?

食べること

最近はスーパーでもスシが売っているし、Sushi shopもあちこちにある。
これ程生活に浸透した日本食も珍しいのではないか。
ちょっと前までは、えっ、生の魚食べるの?ぎぇえ気持ち悪い~!って言ってたくせに(笑)アッという間に広まって、今やpizza hutと同じくらいのシェアを占めているのではないか、と思う程だ。
(ネタがほぼサーモンとアボカド、と言う点はまあ大目に見るとして。)

ちょっと話はそれるが、ブラッセルでは、Pizza hutは意外と人気がないように思う。
私の所もほぼPizza hutは利用しないなあ。ファーストフードは嫌いじゃないんだけど。

きっと、普通のイタリア料理屋さんがそれほど遠くない所に数件あるし、そこのお持ち帰りのピザの方が断然美味しいから。皮がパリっとしていて、ちゃんと窯で焼いてある。お値段もそれほど高くない。
それに、最近は食べ放題はもういいかな。ボリュームより美味しいものを食べたい。

ピザのテイクアウトをしたい時はちゃんとしたイタリア料理やさん。それでなければ冷凍ピザでいいや、って思う。

で、スーパーのお寿司だけれど、大抵、タブレとかエスニック系の料理の横辺りに並んでいる。
地球の反対側からみると、スシもエスニック系の料理なんだな~(笑)、って思いながら見てる。

焼き鳥、餃子も、欧州の人の味覚に合うのか、時々パックに入ったのを見かける。
アジア系のインスタントラーメンも見かけるかな。
大体好みの傾向はわかる。味が濃いめで、脂っこいヤツ(笑)

じゃあ、欧州の人たちが嫌いな日本食って何?

もちろん、納豆とか、梅干しは、まあそうやろうな、と想像に難くない。
たらこ、イクラ、海苔はスシブームのお陰でハードルは低くなった。

そうそう、ちょっと、「えっ」と思うのが、お餅だ。
これが意外と人気がない。
いや、こんなにとがった味もないし、受け入れやすそうなのに?!
さっき出た人気のある「味が濃いめで脂っこいヤツ」の逆だからかもしれない。

どうも、この重たい感じ、モチっとして粘る感触が、苦手らしい。
最初は特定の人に嫌われているだけか、と思ったけれど、かなりの確率で嫌いな人が多かった。

想像するに、一口食べたら失礼のないようにとりあえず、その分は飲み込まないと、って思うんだろう。ところが飲み込もうにもモチモチして口の中から無くならない。ガムみたいなものだ。
味もなく重たくってモチっとしてまとわりつく不思議な感触の食べ物がずっと口の中に残る。熱いし、飲み込めない。あ~~~ってなる気持ちはわからないでもない。

それに、欧州の人は一般的になぜか猫舌だ。熱いのが苦手らしい。
コーヒーでも、日本の感覚だとぬるいし、スープもあんまり熱々が出てくることがない。
その上スプーンですくって飲むので、アチッとはならない。

習慣的に、料理を食べる時は、アペロを飲んで、さんざんおしゃべりしながら食べるので、どの料理も「あったかい」程度で食べる。日本だと、熱々を食べるのがごちそうの条件、みたいな所があるけれど、欧州だと、出来立てのお料理の美味しさ、よりおしゃべりの楽しさが優先される気がする。

熱々の料理を、出てきたら即ガツガツ食べるのは無粋なのかな?
熱っつあつをほふほふしながら食べる美味しさを教えてあげたい笑)(余計なお世話?!)

 

 

 

 

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