あの、日本大好きフランス人の人が「shin hanga」の情報を持ってきた。
「shin hanga」という展覧会がサンカントネール公園の中にある歴史美術博物館で行われるらしく、日本文化大好きな彼はさっそく予約をして11月のいつだったかに行く予定らしい。
予約をすると解説とかもついているので、文化的背景がよくわかり、その版画に対する理解が深まる、ということらしい。
そういえば、道路のあちこちに広告が載っていた。絵は浮世絵とアールデコが混じったような感じ。色気があって素敵な絵柄だ。
このshin って何なんだろう?って思ってググってみたら「新・版画」だった。
そのままやん!笑
何が「新」なのか、というと、ウィキによると、
江戸時代に流行った浮世絵も明治後半になると写真とか大量印刷の時代に写り、すたれていく。そんな中、このすたれていく日本の木版画の良さに興味を持った外国人が当時の木版画に魅せられ、大量に購入したらしい。
なるほど。
浮世絵の後に出て来たから「新」らしい。
シン・ゴジラとか、シン・ウルトラマンと同じ発想や(ほんまか?)
「シン」っていう日本語も海外でも通じるようになって来たのかー?
「かわいい」も一時流行ったし、そうそう、最近は「すごい」って日本語をよく聞く。英語の間に挿入されていたりして、おおすごい!って思う笑。よく聞くっていっても大抵、大リーグで大活躍の大谷翔平の実況でよく聞く。英語の解説の中に「スゴーイ!ショーへ―・オタニ~」みたいな笑。
何と言っても大谷翔平君の活躍は、確かに群を抜いてすごい。それも投手として活躍しながらホームランバッターでもあるという2足のわらじだ。横に立つアメリカ人の選手と並んでも全然引けを取らない体格だし、笑顔がいいし、謙虚だし、全然関係ないけれど同じ日本人としてうれしい。
話がそれたが、日本にいた時、絵画はそこそこ好きで時々美術館に足を運んだりしていたけれど、新版画は全然知らなかった。私が知らなかっただけかもしれないけれど、日本ではそれ程紹介されていなかったと思う。今回の展覧会も、オランダの収集家の個人資産を紹介してくれる、というものみたいだ。
つまり、日本ではそれ程流行らず、すたれていった当時の木版画を外国人の収集家たちが目をつけて自分たちのコレクションにした。なので、日本では日の目を見なかったけれど、外国、特にコレクターの間ではきっとそこそこ有名だったんだろう。今回、そのコレクションのお披露目となった、という事ではないか?(と勝手な解釈だけれど笑)
逆輸入ではないけれど、面白いと思う。逆に教えられることも多い。
新・版画とは何か?という記事も見つけたので、ご興味あれば是非。
https://bijutsutecho.com/magazine/insight/26219
展示会自体はサンカントネール公園の中。
こちらもリンクを貼っておきます♪
https://www.artandhistory.museum/fr/shin-hanga