RhubarbeとSalsifis

ベルギーについて

ルバーブが季節だ。
スーパーでよく出ている。

このルバーブ、初めて見た時、絶対フキだと思った(笑)。
へえ、珍しい、ベルギーでもフキを売ってるんだぁ、くらいの感覚だった。
今でこそ、日本でもルバーブのレシピが出るくらい、ちょっと知られた野菜かもしれないが、私が日本に居た頃はこんなハイカラなお野菜はなかった。

どう見てもフキ、と思いながら何度も売り場を行き来した。
主人にも「今日、スーパーでフキにそっくりな野菜見つけてん。」って報告したけれど、主人がフキはそんなに好きじゃない、って言ったので、即買いはしなかった。

後でわかったけれどルバーブは甘く煮てジャムやタルトになる野菜?果物?らしい。
元々の味はともかく酸っぱい。
良かった。上品なお出汁で煮なくて・・

無理して買わなかったので、ルバーブの煮物は食卓に登場しなかったけれど、実はその前に一度、知らずに買って、食卓に登場したのがある。

その時の失敗は「サルシフィス」。

この失敗は私だけではないと思う。めっちゃ似ている。まるでごぼうだ。
土の付き具合といい、太さといい、長さといい、手触りといい、全くごぼうだ。

これは、出会った時期も悪かった。ベルギーに来て間もない頃に出会った。

だって当初は、知らない野菜、果物は「当たって砕けろ」方式で、とりあえず何でも買って食べていた(笑)

スーパーの片隅に、土がついた、細長い木のような、まるでごぼうの様相をしたサルシフィスが山積みに置かれていた。おお、ごぼうがある!と喜びいさんで、2-3本購入し、夕食にきんぴらごぼう(のつもり)にした。

ところが、全然シャキシャキしない、ぐにゃっとした、ちょうどジャガイモみたいな感触のキンピラになった・・・この時点で、これはごぼうじゃない!と気が付いたけれど、まあ、甘辛く味がついているので、食べれない事はない。雰囲気は、ジャガイモの細切り甘辛煮、って感じだ。
予想とは違ったが、美味しく頂きました。

ともかく、これをごぼうと間違えた人はきっと私だけではない、ブラッセルに駐在とかで住むことになった人で間違えて買った人、絶対いると思う。

逆に日本に在住することになった欧州の方は、おお、サルシフィス!と思ってごぼう、買ってない?って想像してしまう。きっと、湯がいても柔らかくならず、えぐみもあるし、何これ!って思ってるんじゃ?(笑)

本来の食べ方は、湯がいて、ソースで和えたり、バターで炒めたりして付け合わせにする。ちょっとホワイトアスパラに似た感じ。これはこれで美味しい。

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