この前、気が付いたんだけれど、ワーヴル通りを歩いていると、道路に緑にペンキで、何かが書かれている。それも一か所だけでなく、ある程度の間隔を置いて、緑のマークがワーヴル通り全部に書かれている。
近寄ってよく見て見ると
「ここにゴミを出します」
ほう、つまり、ゴミ出しの場所を指定しているんだ。
なるほどー。
ベルギーは大体家の前にゴミ出しをする。日本みたいにゴミ収集所みたいな場所はない。
簡単だ。寝る前に玄関口にゴミ袋を出しておけばOK☺
なので、少し間隔を広くとって、ゴミ収集の方が各玄関でゴミをピックアップする手間を減らそうとしている?
いやいや、ちょっと待て💦
そう思って注意深く見てみると、この緑のペンキ、間隔がめちゃ広くなっている訳でもない。ほぼ、各家の前くらいだ。ちょっとだけ少ない場所もあるけれど、誤差の範囲くらいの狭さだ。これだけ狭い間隔でゴミ出しの場所を指定したら、ゴミ収集車の方の負担が減る訳ではない。
とするとこの緑のペンキの指定の意味は何?
ベルギーでは時々意味不明の事が起こる。
つい、なぜだ?って考えてしまう。
ワーヴル通りは長い通りで、お店屋さんが軒を並べる通りだ。
道幅は狭いわけではないが、それ程広くはない。
道路わきは駐車している車でびっしり詰まる。時々荷物搬送の車が2重駐車をして荷物を運びこんでいる。長い主要道路なので、後ろの車は前方からくる車に注意しながら、その車をよけて通る。
朝夕は、タダでさえ混む道路がこの2重駐車の車のせいでますます混む。
で、もしかしたら、この2重駐車を避けるため?
いやいや、どこにこの違反駐車をする車が停まるのかは予測不能だ。根拠が弱い・・・
う~ん、なぜだ。。。
この緑のペンキは、ワーヴル通りだけで横道の細い道にはない。
主要道路のみだ。
ということは、やはり、収集の効率を上げて、交通渋滞の緩和を狙っている、としか思えない。
が、この緑だと、その目的は達していないと思う(残念ながら・・)
きっとこのペンキを塗る手間とペンキ代の損ではないか?
提案した人とペンキを塗る人の間でコミュニケーションが取れていなかった、とか?
きっとベルギー人にしたら、言われた通り、緑のペンキで必要な事が記載でき、お仕事完了で満足♪なんだろう。いやいや、反省点、いっぱいあるよ笑)
もしかしたら、誰かから指摘されて、近いうちに本当の目的がわかるかもしれない。
と何とか、ベルギーの不可解な政策は、私たちの想像力を掻き立ててくれる。
想像力が豊かになるよ。いいのか悪いのか・・😞
さっきの2重駐車だけれど、これもよくみんなやっている。
完璧に違反行為だ。でもベルギー人たちは、優しい。
とりあえず、自分が通れれば文句も言わず、器用にサラっと抜けていく。
前から来た車両も、意地悪もせず、「あー、2重連かー。わかった、早く行きな」って感じでお互い目くばせで上手に譲り合い車が流れていく。これはベルギー人、すごい、って思う。
そうそう、私の家を出た所くらいでそれ程広くない道なんだけれど、バスが通る。
そのバスの運ちゃんがちょっとポチャっとしたおばさんの運ちゃんで、彼女がなぜか毎朝、その通りのパン屋さんでパンを買う。朝ごはんなのかお昼なのか知らないけれど。
で、バスを道の真ん中で停車させて、向いのパン屋さんへ歩いていって、パン屋さんで並んでパンを買い、またバスに戻ってきて、運転を再開する。これって、あり得る?
ツッコミどころ満載でしょう?!
いやあ、道の真ん中に止めたらあかんやん。少なくとも、駐車しているラインに車を突っ込むとか。
それに、だいたい、バスやん(笑)。お客さんは運転手さんがパンを買っている間、バスの中でチンと待たされている。それも毎朝の日課だ。
この通りが細い道から合流する道路で朝は結構混む。混むから少々止めても大丈夫なのか知らないけど、バスが動くまで、後ろにいる私たちも動けない。でもみんな文句いう訳でもなく、バスが動くまでおとなしく待っている。いつもバスの運転席からおばさんがでてきて、パン屋に行ってパンを買い、バスに乗って運転し始める姿を目撃しながら、平和な国だ、と思う(笑)。