サンクチュアリ -聖域-を見たよ♪

その他
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今、新海誠監督の「すずめの戸締り」がブリュッセルで上映されている。
友達がもう3回も観た、って言っていた。
めちゃ良かったらしく、何回でも泣ける、らしい。

それも、キネポリスとUGCという、ブリュッセル市内でもかなり大きいメインの映画館だ。これはすごい!

日本映画は、日本ではあまりウワサにならなかったような古い映画とか、カンヌで評価が良かった精神的に突き詰める映画とかが、時々上映されるのだけれど、白黒だったり、知らない国の映画だったり、マニアックな映画ばかり集めた映画館で上映される事が多い。こんなに日本でも評判になっているのが、欧州のメインな映画館で上映されるのは珍しい。きっとステキな映画にちがいない。

それでも、最近、映画館まで行くのがおっくうだ。

早く、ネットフリックスか何かで上映してくれないかな?
すこしぐらい先でもいいよ。もう話題性がなくなって古くなっても全然大丈夫(笑)。

とかナントカ思ってたら、主人が面白い映画を見つけてきた。

「Sanctuary ‐ 聖域」という相撲を話題にした映画だ。

これは、めちゃ面白い!!

お相撲さんの世界が本当にリアル。
ぶつかり合う体もまじで鍛え抜かれた感がある。
でも実際に、お相撲さんは和式トイレを利用していて、その上、太りすぎているので、自分の手がお尻まで届かず用を足した後、一人で始末ができないってあり得るらしい。なのでいじめでもなく、他人の手が必要、みたいなことがあるらしい。よく映像にしたなあ・・・

ピエール瀧の演技が、なかなかうまい。元お相撲さん感が出ているし、無口だけれど愛情が少しにじみ出る。

主人公の一ノ瀬ワタルが、めちゃ良かった!
彼も話が進むとともに、わがままなやんちゃ坊主が、成長していき、体も引き締まっていく。元々喧嘩が強い、芯も強い不良が、真のお相撲さんへ脱皮していく姿は、涙が出そうになる。
走り込む姿、四股を踏む姿、懸垂はいつまで見ていても飽きないくらいだ。

表情もいいし、あの大きな体でダンスは上手いし、歌もうまい。そのギャップも良かった💛

一ノ瀬ワタルが演じている猿桜だけでなく、膝の故障のため、現役を引退せざるを得なくなった猿谷も、兄貴肌で、男気のある性格はひそかなファンを集めているのではないか。ともかくかっこいい!

話も他の登場人物も、なかなか上手いし、深い。

サンクチュアリ -聖域- | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
体は屈強だが、投げやりな性格の青年が相撲部屋に入門。力士になった彼はとがった振る舞いでファンを魅了しながら、伝統と格式を重んじる角界を揺るがしていく。

それからにわかな相撲ファンとなり(笑)、よく相撲のユーチューブを見るようになった。はい、基本ミーハーなので笑・・・

欧米でも相撲は人気だ。こちらの人達が日本に旅行に行く時に「相撲観戦ツアー」とか「相撲部屋見学ツアー」などはポピュラーで、みんなお相撲さんにはテンションが上がる。

相撲の動画も、全部アルファベットになっていて、今の状況とか誰が勝ち越し、負け越し、という情報も盛り込んで英語で説明してくれる。いや、ここは日本語でいいんやけど。

それもかなりの数が出ているし、最新のものが見れる。きっと、相撲ファンの外人さんが日本の相撲の番組をいち早く入手して、それに英語のサブタイトルと吹き替えと画像を入れたり動画編集をしてユーチューブに上げる。これってかなり迅速な作業が必要だと思うんだけれど、それをものともせずやってのけるんだから、好きな人がいるんだなあって思う。

この前、主人と一緒に相撲を見ていて、ふと気が付いた。

「ねえ、行司さん、前の人も木村さんだったよ。すごくない。同じ苗字の人を3回もみたよ」

「あほやなあ。行司はみんな木村やー」

えー、そうなん??
どうも、落語家の亭号と同じで「笑福亭」か「三遊亭」みたいに行司さんは「木村」か「式守」の2択らしい。なるほどねー。
それに行司さんにも階級があって、階級が下の人は裸足で、上に上がるにつれて、足袋、草履、待遇がよくなっていく。そう思ってよく見ていると、幕下の試合だと行司さんは裸足だけれど、幕内になるとちゃんと草履まで履いている。ちょっとおもしろい。

ところで、このサンクチュアリー、めちゃ面白かったんだけれど、一つだけ不満がある。

最後が中途半端。

次が気になって仕方がない・・・

 

 

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