詐欺電話に遭遇した(*_*)

ベルギーについて

その日はたまたま出社していて、(週2回だからね)、たまたま日本人出向者が近くにいて、他の社員が少ない日だった。

日本人出向者は概して英語がそれほど上手くない。
一応、頑張って自力でできる事はやるけれど、お手上げになったらローカルスタッフを頼る。

その日、日本人出向者が携帯を片手に、ちょっとオロオロしながら私の所へ来て、「何を言っているのかよくわからないので、聞いてもらえる?何だか僕の口座に問題があるみたいなんだ。詳細を聞こうとしたら、この人に変わってくれたんだけれど、英語がよく聞き取れない。。。😞」と言って携帯を渡された。

確かに、何かどこか訛りのある英語。北アフリカっぽい感じ?

私たち「外人」にとっては、本場の英語より他国の人の英語の方がわかりやすいことが多い。みんな「習った」英語で話すので、使う単語が私たちの使う単語に近い。難しい言い回しはしない。変に音がつながらない。なので少々の訛りはあっても外人の英語の方が理解しやすいことが多い。もちろん、ひどい訛りはわかり難いし、英語圏の人がゆっくりわかりやすく発音してくれたらそれは一番わかりやすいかもしれないが。

で、この北アフリカ人は電話口で「・・・という事で、あなたの口座がマネーロータリングに利用されている可能性があり・・・・」と話を続ける。

おお、典型的な詐欺の手口ではないか?!!

日本のサイトとかニュースでこの手口は何度も見た事がある。
本物?に出会ったのは初めて!それも、英語で聞いたのも初めて!ちょっとびっくり。
いやあ、英語でも日本語でも内容は同じなんやー。

と、変な所で感心しながらも、これはヤバいヤツなので、とりあえずブチっと切って、電話の持ち主には「これはきっと詐欺ですね。口座番号とか本名とか言った、個人情報は教えてませんか?とりあえず、ITと人事には報告しておいた方が良いと思います。」と電話を返した。

それからお昼休みに、(お昼休みにガールズたちとゴシップを交換するのは日課だ。笑)「今日ね、本物の詐欺の電話聞いたんよ!!Sさんが引っかったみたいで」って話をしていたら、
「あー、最近多いよ。私の所も掛かってきたよ」えっ、そうなんだー。
「でも、彼、きっと1番のボタンを押したんやね。次のステップまで行ってるし笑)普通、その前に切るから、詳細の部分は聞いた事がないわ(笑)」

なるほど。最初に何か口座に不具合な状態がみられる、とかナントカ脅されて、それで具体的な説明は1番のボタンを押してください、みたいなアナウンスがあるんだろう。それを押すとあの北アフリカ人につながる訳だ。

Sさん!だから一番のボタンを押しちゃあダメやん。
いや、彼が電話を持ってきてくれたお陰で、本物の詐欺電話を聞けたという貴重な体験?ができたから、まあいいっか。(よくない!)

最近は、メールで個人情報を聞き出すフィッシング詐欺も多い。

会社は総力を挙げてその防止に努めていて、何だか偽のフィッシングメールみたいなのを時々社員の意識を試すために、送ってくる。それが上手くできていて、本物そっくり。メールアドレスをしっかり見ると一文字だけ違っていたり、それっぽいけれどちょっと違う単語だったり。でも一瞬ではわからないようになっている

ついその中のリンクをクリックしてしまうと「あなたはフィッシングに掛かりました!!」という画面が出てきて、ITからお叱りを受ける、という仕組みだ。

この偽社内フィッシングには何度か引っ掛かって(笑)怒られたせいか、訓練?の成果があったのか、色んなものに疑心暗鬼になっていて、本物にはあった事がない。

アマゾンとか携帯電話会社とか銀行を名乗るフィッシングや詐欺も多いらしい。
それっぽいらしいので、気を付けなくちゃ・・・

 

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