最近、家の近所の道路が通行止めになって掘り返していた。ちょうど真ん中を横切る形で帯の様にまっすぐ掘っている。
わかった!あの速度を落とさせる「こぶ」や!
いややなあ。ここにもできるのか・・
そう、ベルギーの道路には、この「こぶ」がめちゃめちゃ多い。ともかくあっちもこっちもぼこぼこ作られている。私たちは擬音で「ガッタン」と呼んでいて、またガッタンやー。って言うのが心の声?だ。
前にも書いたけれど、ブリュッセルは交通事故死亡0を目指している都市なので、市内30㎞という規制を設け、規則で市民を縛ったが、それだけでは、ポリスがいない?と認識した市民は50㎞、60㎞と速度を上げて走る。そこで、このガッタンをあちこちにつけて、物理的にも速度を出せなくした、という訳だ(ほんまか?)
このガッタンの形状はさまざまで、表面積を広くとりなだらかな角度のちょっと小さな丘っぽいの、硬めのコンクリが埋め込まれている硬いヤツ、角度が急でちょっと速度を出すと絶対飛ぶヤツ(笑)、などいろんな種類のがある。
どうやって決めているのか知らないけれど、長い道路だったらおなじ形状のが3つくらいこぶになっていたりする。ややスピードを落としてガッタン・・・ちょっとスー、またガッタン・・・スー、ガッタン・・・という感じで進む。
緩やかな角度のこぶはまあ、許そう!
イヤなのは、こぶの角度がやや急なガッタンだ。急な角度のガッタンは、正方形の硬いコンクリタイプのものを持ち上げるようにして埋め込んでいるものが多いと思う。
これは、車体の低い車両だったら、車の下を擦るんではないか?と思う。素敵な2シーターのスポーツカータイプの車は、要注意だ。ブリュッセル市内では乗らない方がいい。
最近、SUVタイプの車ばっかり売れているのは、もしかして、このガッタンのせい?
ところでこのガッタン、本当の名称は何なんだろう?
ちょっと調べたら、ハンプって言うみたいだ。日本語でも英語のHumpを使っていてスピードハンプ、とか言っているらしい。なるほど。日本に居た時は見た事がなかったのでよく知らなかった。
娘ちゃんに聞いてみた。
このガッタンってさ、フランス語で何て言うの?
「あー、ドダン?」
え?ドダン?私のガッタンと似た感じやん☺
ドダン、ガッタン、フランス語も擬音なん?
「笑。違うよー。dos-d’âne 、ロバの背中やよ。」
いや、ロバの背中って何?こぶあった?それを言うならラクダのこぶ、ちゃうん?笑。って思ったけれど、まあ時々不思議な動物を使うのがフランス語。
ロバでも蔵を付けたらぼこぼこするらしい。笑。
https://www.caminteresse.fr/histoire/pourquoi-dit-on-un-dos-dane-1171573/
という事で、このこぶのような道路のガッタンは「ド・ダン」というらしいです♪