再びイーペルへ、金澤先生のコース

その他

先週末は、超忙しかった。
今私たちが所属している空手の組織が、國際松濤館空手道連盟 という所で、こちらではSKIFと呼ばれている。元々は金澤弘和先生が設立された連盟だ。

空手の組織も、日本の茶道、華道みたいに、いろんな流派が存在し、その流派の中でも細かく枝分かれしている。ちょっと複雑な組織図になっている。

で、その金澤先生だけれど、彼はすごい先生だ。
語彙が無さ過ぎて(笑)すごい、としか表現できないけれど、ご本人空手が上手い、と言うだけではなく、人に教えるのが上手く、丁寧。教え方の工夫がすごい。その上、人として誰からも尊敬されている人だ。これほど、誰に聞いても尊敬の念を持たれている人は、これまでに見た事がない。

海外において、金澤先生の名声はすごく高い。
よく海外にもご指導に来られていたが、もう50年前にすでに通訳なしにちゃんと英語で説明をしていた。それに、その分け隔てなく、他人と接する姿勢、とても偉い先生なのに、驕りなど全くなく、稽古は厳しいけれど、稽古が終わると気さくに誰とでもしゃべる。その人格、人柄の良さは類を見ず、悪い評判は聞いた事がない。

実は主人はSKIFに所属する前には、SKIFではない大きな協会にいたけれど、その当時は、日本から来られる先生はみんな偉そうで、うちの娘たちはいつも(受講料を払っているのに?!)通訳に駆り出されていたし、私たちは「日本人」というだけで妬みをかっていたのか、協会のトップのベルギー人からは「先生に勝手に近づくな」って言われていたくらいだ。

SKIFのトップの方は、そういうのが全くなく、金澤先生も同じテーブルで一緒にお茶も飲むし、冗談も言うし、前の日本人の先生と全然違う!!ってびっくりしたくらいだ。それに、日本から来られるSKIFの指導員の方は、本当に通訳なく自分でしゃべれる人がほとんどだ。いや、流暢ではないけれど、つたない英語でも、自分で話をしようとする努力は怠らない。ベルギー人は多国語人種なので聞く力は大きい。だからか、みんな気さくに現地のスタッフとしゃべる。(前の協会とはえらい違いや!!)

本当にSKIFに替わってよかった!

その宗家・金澤先生は3年前に亡くなられ、今は長男の伸明さんが館長として活躍されている。

と、前置きがめちゃ長くなったが、その金澤伸明館長が、ベルギーに海外指導に来られていて、オープン・コースとして3か所でコースを開いた。その中の一日が私たちの友人のイーペルの彼の道場にも来てくれることになったので、せっかくなので、再び、イーペルまで行って金澤先生のコースに参加した。イーペルのグランプラスの教会がライトアップされていて素敵だ。
ちょっとハリーポッターの学校みたいな雰囲気💒
車で2時間、コースが2時間、その後、シャワーしたり着替えたり、写真撮ったり、他の道場の方と談笑したりして、仲間内でご飯へー。結局ご飯が終わってしゃべって笑って、ブラッセルへ帰ってきたのは夜中の2時近く・・あ~疲れた。

追記で言うと、イーペルの彼も以前は私たちと同じ協会にいて、彼もそこで意地悪をされ、その協会を先に抜けた人だ。その協会のトップの方も同じフランダースの人なので、同じ言語をしゃべるにも関わらず、だ。彼は若い時はチャンピオンシップで何度も賞をとり、現在でも100人以上の道場生を抱える実力のある空手家なのに、だ。
ともかく、お互い、SKIFに移って良かったな!って話でも盛り上がる笑。

 

翌日オープン・コースはリンブルグという東の端っこで開催だったが、この日はうちの道場の日なので、金澤先生のコースには行けずうちの道場で稽古をつけ、その次の日曜はアントワープの近くの道場でコースがあったので、それにも参加した。

そこでも、他の道場生としゃべり、写真を撮り、お茶を飲んで談笑し、体も疲れたけれど人疲れもして、週末終了ー。

そうそう、うちの道場生にも金澤先生のオープン・コース来る?って聞いたら、青、茶帯のがっつり男子たちは鼻息も荒く、おお!👃もちろん、やるぜ!!って感じでやる気満々で答えてくれ、数名の生徒さん達も一緒に3日のコースを汗だくで、こなしていた。

女子たちにも声をかけると「金澤先生、イケメンだよね❤、もちろん行くわよ!」

まあ、理由は何でもいいっか笑。

 

 

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