今年に入ってから、電気、ガス代の値上げがひどく、大体2－3倍に上がるよ、というウワサを聞いていた。で、今日、ついに我が家にも請求書が届いた！
ドキドキ・・・
中を見てみると、な、なんと887ユーロの追徴金！日本円にすると10万円を超える追徴金の支払い通知が。ひゃあ・・・はあ、まあ払うしかないので、払うけれど、痛いなあ。(*_*)
ベルギーのガス、電気代の請求は、各家庭の使用量に従った定額料金計算され、その額が毎月請求される。一年に一度、メーターがチェックされ、実際の使用量の正しい金額を計算、一年の最後の月のみ、その差額を追加したり減額したりする。翌年は、その前年の実績をベースに12で割って定額の月額が決まる、という仕組みだ。
なので、追加の支払いが来た時にまず、疑うのは「使いすぎた？」
電気ストーブ使いすぎちゃう？電気消し忘れ多すぎやろー、と、夫婦であれやこれやケンカになる（笑）
そうそう、確かどこかに去年の使用量が出ているはず。ガス？電気？どっちがどれだけ使いすぎた？
で、使用量を見てみたら、3年くらい全然変わっていないやん。棒グラフの山に小さなでこぼこがあっても大きくは変化がない。むしろ今年はやや少なめなくらいだ。
つまり、単純に単価が上がった、という事だ。
（という、ごく普通の結論に達した☆）
現時点で月100ユーロちょっとくらいを支払っていたので、上昇率は1.7倍くらい。まあウワサ通りと言えば、そうかもしれないし、悪くないやん、と思えないこともない。複雑だ。
いや、ちょっと待って。価格の上昇はいつからだろうか？現時点の月額の元は、去年の3月から今年の4月までの使用量から換算した料金だ。今年に入ってから急激に値上げしたとすると、もしかしたら今年の分は2－3倍の上昇を記録していたかもしれない。ということは、恐ろしいのは、来年だ・・・
値上がりの原因は欧州の戦争？と想像されるかもしれないが、既に去年からガス価格の高騰は騒がれていたし、戦争のずっと前からロシアとウクライナの不穏な関係は天然ガスの供給に影響を及ぼしていた。コロナの影響で経済が落ち込んで価格変動に何らかのインパクトを与えたのかもしれない。どちらにしても資源不足からの価格の高騰は避けられなかったと思う。
電気、ガスの原価価格の上昇に伴い販売価格も上がる、その対策として国としては税金の低減を示唆しているらしい、というニュースは随分前に読んだ。
もちろん、全く関係ない訳ではないと思うが、主な要因は既に根付いていたものだと思う。
まあ、原因は何であれ、とりあえずの問題は家計に響く、という事だ。😞
私の所は自動引き落としにしているので、勝手に引かれていく。
この887ユーロも、勝手に引いて行ってくれるわけだ（笑）
で、来期からの引き落とし額はいくらになった？
この分だとまあ170ユーロくらいになるだろうな、って思いながら探してみる。
見つけた。ん、今年と同じ額？
そうなん？今年と同じ引き落とし額。
嬉しいけれど、来年の今頃また10万円以上の追徴金を払わさられるって事？
もしかして、今後値下げの予定があるとか？？（という甘い期待・・）
不思議だけれど、とりあえず来年の4月までは今年と同じ状態。
ということは、一年間は安心させておいて、来年の4月にまたイヤなサプライズが待っている、ということか・・(*_*)
