めちゃよく効く。キネジセラピー♪

ベルギーについて

うちの空手道場に来ている子供のお父さんが五十肩で腕があがらない、って言っていた。
五十肩、四十肩、どっちの言い方が正しいのかな?ともかく、それで腕が胸の高さ以上には上げられない、医者に行っても、じっとして治るまで待つしかない、って言われて往生している、って話をしていた。

五十肩、そう、主人もやった。
数年前だけれど、本当に腕が上がらなくなって、医者に行ったら、キネに行け、と言われて、キネで体操をさせられていた。

欧州ではキネが大活躍だ
kinesitherapieが正式な名称だけれど、略してキネって呼ぶ。
日本語だと理学療法士、になるのかな?
腰痛とか腕、首回りの痛みとかでも行くのだけれど、マッサージをしてくれるわけでもない。
少しは血行を促すマッサージっぽいのもしてくれる場合もあるけれど、基本、自分で動く体操をやらされる。いわゆるリハビリに近い感じだ。

これが中々すごい。めちゃ効く。お勧めだ。

産前、産後のキネはとても一般的で、だいたい赤ちゃんを出産する前と後はキネを予約して施術してもらうことが多い。これは、ほとんどの妊婦さんが経験しているのではないだろうか?病院に入院している時にキネの予約ができ、キネが病室に来てくれる。自分の力で動くのが主流だが、これで出産がやや楽になったり、産後の腹部を引き締めるのに役立ったりする。

娘ちゃんが小さい時、気管支炎にかかり、その時も小児科の先生がキネを推奨してくれた。
その時のキネの先生はは肋骨の下の方をポンポンリズミカルに叩いたり、手のひらくらいの機械で背中の辺りを振動させたりしてもらった。やり方を教えてくれ、おうちでもやってね、って言われて、まだ赤ちゃんだった娘ちゃんの背中を一日2-3回ポンポンやっていた。でもそのお陰で抗生剤も飲まず、軽い薬とキネの併用で気管支炎が完治して、助かった。この時の小児科の先生にはとても感謝している。

私もヘルニアにかかり、歩くこともつらいくらいひどくなった事があった。
腰痛がひどくて医者に行ったら、これは動く?これは痛い?って簡単な検査の後、「典型的なヘルニア!」ってうれしそうに言われ(笑)、キネに10回通うように、と診断書をもらった。
診断書があれば保険適用になって、リーゾナブルなお値段で?キネを受けれる。これもうれしい所だ。

歩くのもつらかったんだけれど、キネの先生が動ける方向へ動かしたり、逆に負荷をかけ、押したり引いたりさせられて、家でもやってください、といくつかの体操を教えてもらった。毎日がんばっていたら、本当に5回目くらいで普通に歩ける所まで回復した。
これは感激した。2か月くらいあれ程痛くて動けなかったのに、こんな簡単に動けるようなるなんて!!

キネの先生はその本人が出来そうな所までを見ながら、どの運動をやるか見極めて施術してくれる。

そうそう、主人が五十肩でキネに行った時もそうだった。これはちょっと笑える。

彼が言ったキネは大きなセンターになっていて、同じような患者さんがたくさん来ていて、キネのお姉さんたちがお医者さんの処方を見ながら、エクササイズのプログラムを決めていく。

同じように腕の上がらないかわいいおばあちゃんたちにも、ピンクや黄色に色付けられたゴムが渡され、それを引っ張るように指示されていた。「右左、5回ずつ、3セットやってください。終わったら言ってね♡」みたいな感じだ。
主人の所にも来たけれど、ガタイが デカいので少し太めのブルーのゴムで「10回ずつ、3セットね」と言われていた。彼は運動が得意なので、そういうエクササイズはめちゃやる気を起こして頑張る、というクセがある(笑)。

昔、心臓の心拍数検査に行った時もそうだ。添え付けの自転車を漕がされ、心臓の心拍数の動きをモニターする。少しずつ自転車のペダルが重たくなって行き、心臓への負荷を上げる。で、患者さんたちがなかなか到達できない一番上のランクの重さまで上げられたが、これでもかーってくらい必死になって漕いでいて、先生からちょっとあきれた顔で「素晴らしい成績ですね」と称賛の言葉をもらってたこともある(笑)。心臓が悪いから検査に行ったのに!そんなに汗だくになってがんばらんでもー(苦)。

で、今回もこのゴムを引っ張る運動、やる気スイッチが入って「よっしゃあ~☆」って感じでグングン引っ張ると、な、何と、ゴムが切れた!(笑)(そんなことある??)

キネのお姉さんも切れたゴムを見ながら、ちょっとびっくりしていたが「ふむ・・・😞」と言ったかと思うと奥へ行って、タイヤのチューブか?って思うくらい、ぶっとい黒いゴムを持ってきた(笑)
「あなたは、これね。10回ずつ、3セットね」

って感じで、他のかわいい患者さんより3倍くらい!多いエクササイズを言い渡され(笑)、週2回くらいの頻度で通っていたが、運動量が多いので、タオル、着替えと準備していく。キネに行ってるのか、スポーツセンターに行ってるのか?って勘ぐるほど、汗びっしょりになっていた。

でもお陰様で五十肩もきれいに治り、腕も上がるようになり、彼もよくわからないけれど毎回良い汗がかけて?うれしそうだった。

という事で、私たちはいつも良いキネにあたっていると思う。
お陰様でお薬に頼ることなく不具合が治り、キネには大感謝!
とてもいいシステム。お勧めです♪

 

 

 

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