ヨーロッパで進められている都市交通対策としてのLEZ(Low Emission Zone:低排出ゾーン)。
欧州委員会が打ち出したFit for 55と名付けられた、2030年までにGHG排出量を55%減らす、という政策パッケージの一環、電気自動車の奨励とともに進んだ政策だ。
つまり、高濃度の微小粒子状物質PMや窒素酸化物(NOx)などを排出する車両の都市部への流入を制限し、脱炭素化を段階的かつ戦略的に進めていく、という大きな目的があった。
しかしFit for 55は、電気自動車の売れ行きの伸び悩みなど、実現の見込みが薄くなってきて、条件付きの目標になり、パッケージ自体に目標の数字は入れずネットゼロ、という名目になってきている。
それはともかく、ブラッセル市内は2018年からこのLEZのゾーンに指定されており、2022年からはもう古いタイプのディゼル車はブラッセル市内には入ってこれない、もしくは事前申請が必要になっていた。
いや、わかるよ。言いたいことはよくわかる。
でも一般市民からは、それじゃあ、どの車がOKでどの車がダメで、もし違反したらどうする?っていう具体的な内容の方が気になる。昨年はそれを調べたので、見てみてください♪

という事でこの政策は続いているわけなんだけれど、今年はちょっと面白い記事を見つけた。
つまり違反の対象となるディーゼルはユーロ5,ガソリン車はユーロ2にあたる車は、2回目の違反から350ユーロの罰金が科せられる。
ブラッセル首都圏としては、古くなって市内に乗り入れできない車の買い替えを促す政策だったのだろうけれど、これが思いのほか進んでいないらしく、まだ約15,000台の乗り入れ不可能な乗用車がブラッセル首都圏に登録されているとの事。
まだすでに13,000件の警告が発令されていて、この車両は7月以降もし、同様にLEZゾーンに乗り込んだら違反金を支払う可能性がある。
一回目は警告だけで済んでいたんだけれど、そろそろ本当の違反金支払いが始まる時期なんだろう。
ところが、ここに書かれているのが、この違反金は、来月7月1日から罰金の対象となる車両には4回払い、もしくは10回払いも可能、つまり分割払いプランを選べる、という事だ。笑。
違反金の月賦払いって聞いたことある??
笑っちゃった。
月割りにしてもいいよ。でも絶対払ってねー。
っていう意思が見える!
こういう市民の懐に優しい?
もしくは、融通の利く?
もしくは、どうしても払ってほしい?
そんな政策って好きだなー。
