先日、古い知り合いに偶然会った。
時々あるよね、街中で偶然に会う事って。
そう、あれあれ。
向こうから声をかけてくれて、
「元気してる?」
ふと振り合えると、大きなキャンピングカーから出てきた彼。
あれー、久しぶり♪
ひとしきり子供の話とか、近況とか今まで会えなかった分の情報交換をする。
確か、2人か3人の子供さんがいたけれど、もう一人立ちしたんだ。
彼は昔のまま、おっとりしていて、謙虚で、人を思いやる優しい性格だった。
すごい車やね!
どこかキャンプ行ってきたの?
借り物?もしかしてご自分の??
本当にピカピカに磨き上げられた、大きな白いキャンピングカーだ。
通常キャンピングカーは必要な時に借りる人が多い。
自費で購入となると、この類の車は予想以上にびっくりするほど高価だ。
維持費もバカにならない。
本当に年数回キャンプに行くファミリーとかならペイできるかもしれないが、もう成人して巣立ってしまった子供たちとまたキャンプに行くとか考えにくい。
そうしたら嬉しそうに彼は
「いい車だろう?中を見てみて」
と、ドアを開けて中を見せてくれた。
本当にめちゃくちゃきれいに掃除されていて、冷蔵庫、トイレ、シャワーも完備。
後部座席にはベットが用意され、物を入れる棚もいくつかある。
これは快適だろう!!
すごいね!
「僕の車だよ。この車さえあれば、いつでも思い立った時にちょっと旅行できる。
週末でもちょっとアルデンヌに自転車を積んでいける。
トイレを探さないといけない、ってこともないし、ホテルを予約する必要もない。
旅行先だと、現実を忘れて、おいしい空気、きれいな景色を満喫できる。」
超嬉しそうに語ってくれる。そっか、好きなんだね。
きれいにお手入れしてあるし。
でも、高かったでしょ?
ゲスな質問をする私。。笑。
すると彼、一言。
C’est le droit d’être égoïste.
いいね!いい言葉。
直訳すると、「エゴイストになる権利だね。」
エゴイスト、ってなんとなく悪いイメージがあるけれど、ここで使うともう少しポジティブな感じ? どちらかというと「まあ、ちょっとした僕のわがままかなー」くらいの感覚だ。
そう、文句も言わずおとなしい彼。
他の人のわがままを聞いてあげて自分はいつも我慢する側だ。
でもキャンピングカーだけは、自分のわがままを通したい。
そんなニュアンスが伝わってくる・・・
私の心に響いたので、ちょっとお裾分け♪
