コントロールに出くわした😲

ベルギーについて

今日は実は、めちゃくちゃ久しぶりに郊外バスDe Lijnでコントロールのポリスに出くわした。

コントロール、とは、乗客がちゃんと切符を買って乗車しているかどうかの抜き打ち検査だ。
多分、日本の人には「なぜ切符を買わずに乗れるんだ?」と想像しがたいに違いない。
いや、それがここではめちゃくちゃ、無賃乗車の人が多い。笑。

補足で公共交通機関の乗車の方法は、まず、バスの前の入り口で、有効な切符/乗車カードを機械にかざす。すると「ピッ」という素敵な音がして、乗車分の価格が購入した金額より引かれる。

ブラッセル市内の市バス、メトロ、トラムのSTIBだと、切符を買っていない場合は、クレジットカードをかざす機械があり、カードで支払いも可能なのだが、De Lijnは基本前払い。

クレジットカードの支払いではなく、携帯でどこかへ通話して前払いが可能なシステムになっている。前払いをして掲載されるQRコードを運転手さんへ見せる、という方法だ。

残念ながら現金の支払いだけは不可能だ。

通常、後ろのドアは降りる人用のドアなのだが、バスが混んでいる場合とか、ベビーカーと一緒に乗車の場合とかは、後ろのドアからも乗車可能だ。支払い用の機械は後ろのドア付近にも設置してあり、そこでも支払い可能だ。

で、無賃乗車の人は、ご想像通り、後ろの入り口から乗り込み、支払いの機械を通さず、そのまま目的地まで乗り続ける人たちだ。
前の入り口には運転手さんがいるので、ここで払わずに乗り込むのはほぼ不可能だ。

STIBのコントロールにはよく会うんだけれど(笑)、久しぶりのDe Lijnのコントロール。

De Lijnは郊外バスなので、距離が長い。その手順を教えてあげよう(笑。誰得?)

まず、バスは本来の停留所と停留所の間、人が乗り降りしない辺鄙なところに一時停車する。
この停車場所なのだが、これがうまいところを選んでいる。
というのは、この郊外バス、ブラッセル市からルーバン市まで長い距離を走る。
区間でいうと、ブラッセル市内が第一区間、ザベンテム、ノセゲムまでを第2区間、ルーバンまでが第3区間と3つの区間を走る。区間によって乗車賃が変わるケースがある。

ブラッセル地域にはブラッセル区間なら何に乗っても通用するSTIBのチケットがあるのだが、これは最近DeLijnのバスも乗れる両方可能なチケットもあり、別購入するよりやや安価に設定されている。

で、このコントロールの停車場所はブラッセル地区に入る手前、まだザベンテムの区間だ。
つまり、ブラッセル地区に帰る人は2区間以上有効なチケットを所有していないといけない、ということだ。これはうまい!言い逃れがしにくい。

今回は橋の上だった。そこにコントロールのポリスの人が6人くらいたむろして待機している。今回の人たちは、がっつりして乗り込んできたときの圧?が半端なかった笑。

乗り込むと同時にバスのドアは閉じられてしまう。
つまり、誰もこそっと外に出られない環境を作る。
コントロールのおじさんたちはカードを読み込む機械を片手に「切符を見せてください」と一人ずつ回って、切符をその機械へかざして、その切符が有効かどうかをチェックする。

もちろん、切符、カードをもっていても、それが有効期限切れの場合ももちろん罰金の対象になる。切符、カードを所持していない場合は当然だ。

尋問の仕方もやや威圧的で迫力があった。
違反者はIDカードのスキャンを取られ、きっと後から請求書が届くに違いない。
もちろん私はちゃんと切符を購入して乗車していたので問題なくパス♪

でも捕まっている人、それが結構いる。
めちゃ文句?言い訳?をして抵抗しているお姉さんもいたけれど、コントロールのおじさんに「マダム、とりあえず、外へでましょう」と言ってバスの外へ連れ出されていた。

いや、有効な切符をもっていなかったらどんなに頑張って言い訳をしても勝たないと思うんだけれど笑。

ちなみに料金は、というとこのDeLijnのチケットは本当にお得で、乗り換えも可能だけれど、どの地域に行ってもDeLijnのバスなら何でも乗れる。
ルーバンやアントワープに行っても、例えば回数券を買っていると、そこでも乗れる、っていうことだ。一時間乗り放題の一回チケットで2.5ユーロ、10回券で17ユーロ、定期だと年間で351ユーロ、これはどの地域のバスでも乗り放題だ。これはすごいと思う。

どちらにしても全然高くないので、皆さん、バス、電車に乗るときはちゃんとチケットを買いましょう♪(当たり前か?)

 

 

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