最近、日本の政治に関してのユーチューブをよく見ていて、あのテレビドラマでよく出てくる「裏の圧力」とかなんだかヤクザを雇っていやがらせをする、とか言うそういう事って「本当の社会」で起こるんだなあ、って思った。
事実は小説より奇なり、ってよく言ったものだ。今でも信じられないんだけれど、そういうドラマチックなことが本当に起こっているんだって実感した。
前に書いた安芸高田市の石丸市長も、リアル半沢直樹そのもの(笑)。物語の世界かと思いきや、本当の実在する議員さんが悪役議員の役割で登場してきて、限りない意地悪やら、全然論点とは離れた発言をしたりする。無印良品の道の駅への出店とか、予算の再生による副市長の雇用とか、かなり細かく練ってきた提案もことごとく却下される。客観的に見たら市民のためになってないやん、って思うんだけれど、当事者になると気がつかないのか?それとも自分の利権のためにどうしてもそうしないといけなないのか?。。あの時も本当にそんなことってあるんだ・・ってびっくりした。
今回もちょっと気になったのが、米国のジャーナリスト、アビゲイル・シュライアー氏の著書『Irreversible Damage the Trans-geder Craze seducing our Daughters(=不可逆的ダメージ トランスジェンダー熱狂が娘たちを唆す)』が翻訳され、『あの子もトランスジェンダーになった。SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』と言う表題で日本で発売、っとなったのが、今年の1月。
題名を見てもわかる通り、かなりショッキングな内容の著書だ。
この本は米ジャーナリスト、アビゲイル・シュライアーさんによるノンフィクション。容易に性別変更できてしまう米国の実態が紹介されており、手術などで回復不可能なダメージに後悔する少女らを取材している。トランスジェンダーのイデオロギーがメディアやインフルエンサーによって過剰に推されている現状を懸念している。特に「トランス」へのあこがれは10代の女性の間で集団感染する傾向がある、とも書かれていて、医学の進歩がいろんな事を可能にし、子供の自由を守るための行き過ぎた法的処理にも警鐘を鳴らす。
2020年に米国で発売されヒット作となり、その後、フランス語、ドイツ語、スペイン語など9つの言語に翻訳され出版されている。そんなに少数派の本ではない。
そんな本が急遽、刊行が中止になった。
「トランスジェンダー差別を助長する」というのが理由らしいが、どこが?って思ってしまう。
それにせっかく翻訳までこぎつけた本の刊行を中止するのは、かなりの力が必要だと思う。
ちょうどLGBT法案が通ったばかりの日本。既にトイレ問題とか、風呂に入ってきたとか、裁判の判決がでた、とか騒がれいる最中。これは「政治的圧力」で刊行中止になったとしか考えられない。
政治的圧力、すごいな。って思っていた。
もし本の内容に遺憾な点があれば反論すればいいし、気に入らなければ買わなければいい。
本ってそういうものだ。
そういうドキュメンタリなんて他にもたくさんあって、なるほどね、って読んだり、うーんちょっとちがうかな?って読んだり、それは読者さんの自由だと思う。
そういう考え方もあるのか、って思わされるのも、私の考えているのとは違うな、って言う本なんて山ほど存在する。なので、翻訳まで終わった時点、もう販売先も決まっている時点で、日本の書店での刊行中止になる、って言う事実に少し驚いた。
ところが、ところが。
そんなこんなで腹を立てていたら、新しいニュースが入ってきた。
そんな経緯の本、今度は産経新聞社が「不当な圧力に屈しない」とこの本の出版に踏み切った。
へえーすごい。やるやん。
って思っていたら、産経新聞社がその出版を発表した途端、それにその本を置かせてもらう書店に「この本を書店に置いたら放火するぞ」と言う脅しのメールが届いたらしい。
これも、びっくり。本当にドラマじゃない?って思うくらい。
なので、いくつかの書店はその脅しに屈して「やっぱりうちの書店には置きません」と言う処置を取ったらしい。そりゃあおかないだけで放火が避けられるんだったらそうしたいよね。
考えるに、なんでそこまでしてこの本の刊行を妨害するんだろう?
何か、この本を置く事によって不利益を呼ぶ人がいるんだろうか?
逆に気になってしまう・・・
その妨害をしてまで刊行を阻む人達の心情、つまり、それを出させたくない、って言う行為自体が何かこの本を読まれてまずい事があるんじゃないか?とか。
きっと政府のLGBT法案に関して、大きな力が動いているのではないか?とか。
変に勘ぐってしまう。
LGBT法案に関しては、詳しくないんだけれど、強いていてば、この法案になぜ「T」をいれた?って思う。何でもかんでもマイノリティって言う事で一緒くたにしたのかもしれないけれど、そこはもうちょっと勉強とか、議論する時間が要ったんじゃないかな?