はえ取り紙

ベルギーについて

ブラッセルでちょっと暖かい日が続いた。

ベルギー人たちは暑いのは大好きなくせに、暑さに弱い。いや、日本人と比べて、だ。
私たちは、なんやかんや言って、暑くて湿気の多い国に育ってきたので、それなりに汗腺も発達していて、暑いのは嫌いだけれど、耐久力は持っている。
ちょっと暑い日が続くと、熱中症でやられる人が出てきて、ラジオとかで、水分補給を欠かさず、とか、長時間日光の下にいないように、とかいった注意事項が放送されていたりする。
でもこの「ちょっと暑い日」というのが、日本の初夏の気候で(笑)、だ。

あと欧州の良い所は、暑い日でも朝夕がぐっと冷える。涼しい風が入ってくる。
これで随分過ごしやすい。あの常に暑い夏の不快さを知っている日本人からすると、この涼しさで一挙にリセットされる感じだ。欧州の人達はあの日本の夜になっても暑い日が想像できないと思う。

建物の作りも、寒い冬に対して完璧に対応するように作られているので、冬は快適だ。
セントラルヒーティングが全部の部屋を20度から25度に保ってくれるので、雪の日でも家の中だと半そでのTシャツで過ごせる。

逆に夏は、暑さを楽しもう、というコンセプト(?)なのだ。
クーラーなんてないし、頑張って扇風機だ。

今でこそ、レストランとかデパートにクーラーが入っていて普通になってきたけれど、ひと昔前は、クーラー自体が珍しく、レストランとかカフェの入口に「クーラー入っています」って言う看板を掲げている店があったくらいだ。当時、「へえ、クーラーが自慢なんだ・・・」ってちょっと不思議な感覚だったので覚えている。

暑いのはいいんだけれど、暑くなると虫たちが出てくる。
特にハエが飛び回る。これは迷惑。
逆に今まで寒くて、いや涼しくて、ハエもそれほど見かけなかった。

どこから出てくるんだろう・・・

それに最近素敵な蘭の鉢植えを頂いた。
これに小さな虫が飛び回る。
今まではいなかったのに!

色々虫退治の溶剤とかも試したけれど、一番効果が高かったのは、はえ取り紙だ。
はえ取り紙って、昔田舎のおばあちゃんところにあった気がするけれど、その後40年くらいは見ていない(笑)気がする。しかし、この昔ながらの方法が、エコだし、効果抜群。
さすがお祖母ちゃんの知恵袋!

いや、この時代になって、こんな所ではえ取り紙のお世話になろうとは・・・

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログ ベルギー情報へ
にほんブログ村

タイトルとURLをコピーしました