Trottinette

ベルギーについて

ブラッセル市内の交通規制で、市内30㎞制限って決まったのが今年の1月。
あの時は本当にびっくりだった。

ブラッセルの交通事故死0にする、という政策の下、決まった交通規制だ。
確かに、スピードが速いほど死亡率が高い。30㎞だと、怪我をしても死亡する確率は低くなる。

でも、30㎞って何~?チャリの方が早いんちゃう?

って思った。
それまでは市内はだいたい70㎞、ところどころ50㎞だった。
それから少しずつ50㎞の範囲が増えてきて、だいたいどこも50㎞って感じになっていた。
じわじわと侵略されていく感じだった。

ここにきて一挙に全域30㎞。ひゃあ。ってなった。
広告塔みたいな所に「ブラッセル市内30㎞」って書かれた看板が出た。(えっ、それだけ?)

でも、コロナの影響で外出が減ったせいか、それ程めちゃ不便、という事もなく半年が過ぎた。
意外とやっていけるものだ。

政府からのマップを見ると、ところどころ50㎞の道もある。
高速に入る道は70㎞、高速に入ると90㎞、みたいにグラデーションのようになっている。

市内は道路標識が間に合ってなく、実際どこが30㎞の道でどこが50㎞の道か、よくわからない。

それで、ポリスの車がいたら、みんな急に30㎞に落とす(笑)
あ~ここ50㎞やん!
って思っても、前の方の車が30㎞に落としたら、そのノロノロについていくしかない。
とりあえず、30㎞にしとけば間違いないやろー。って思っているに違いない。
まあ、気持ちはわかるけど・・・

でも、さすがベルギー。半年たった今もまだ標識は整備されず☺、今だにどこが30㎞か50㎞なのか、よくわからないまま勘(?)で走っている。

ちょっと文句を言いたいのは、これだけ車に厳しいのに、Trottinetteには甘いと思う。キックボードって言うのかな?
今、trottinette électriqueのレンタル がすごい勢いで出回っている。電気キックボードだ。
簡単な登録で借りれて、乗り捨ても自由。アプリで空き状況を確認して、好きなところまで乗れる。
支払いもカードで簡単に引き落としできるので、楽。
今は、レンタル自転車より、このレンタル電気キックボードの方が利用客が多そうな気がする。電気で動くので、楽なんだろうな。

このカトンボみたいな細くて速いトロチネットは、車なのか?そうでないのか?規則があるのか?よくわからないけれど、電気で動いて、スピードが出て、不安定。石畳の多いガタガタ道は、ひっくり返りそうで怖いし、横をシュッと追い抜いていく時は、ギリギリまで近づいてきているのに気が付かなかったりする。多分20㎞~25㎞くらいは出ているように思う。
車道を走っていても、歩道を走っていても、どっちも怖い。
人のいない所だといいのかもしれないけれど、ブラッセル市内はまあまあ人が多い都会だ。

自転車は少なくともほぼ車道を走っているし、自転車道も整備されているし、ヘルメットが義務だし、交通規則も明確だ。それに、通常の自転車は人力で漕いでいるので、スピードのコントロールも効きやすいと思う。

電気キックボードも、少なくとも車道を走る、とか、優先はどっち、とか、どのケースは保険の対象になるのか、とかなんらかの規則が適用されると、わかりやすいと思う。もしあったとしても、知られていない。
だって、借りる時は一瞬でレンタルできてしまうから。
これは、危険なにおいがする。

200㎞近くスピードの出る性能を持った車を30㎞で取り締まっているのだから、マックス30㎞の性能の電気で走るトロチネットだと、制限速度5㎞くらいにして、取り締まったらいいねん!(どれだけ恨みがあるん?)

 

 

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