日本だと随分昔からカーナビが標準装備だったような気がする。
最近でこそ、欧州もナビのついている車が増えてきたが、カーナビの標準化は随分遅かったと思う。
欧州でナビがなかなか広まらなかったのは、欧州はたくさんの違う国の集合体だったからだと思う。
初期の頃は、国境を越えたら、新しい地図が必要だった笑)
ディーラーでフランス、ドイツ、スイス、ルクセンブルグくらいの地図をインストールしてもらわないと、国境を越えた所で地図が切れてしまう。
当時は、標準装備はベルギーだけなので、びっくりすることに他の国の地図をインストールしてもらうのに追加料金がかかった。車で1時間半走ったら次の国へ入ってしまうベルギーで、そんな面倒な事はやってられない。もちろん、今はそんな事をしている人はもういないけれど。
それにナビの性能もイマイチだった。
全然知らない道だったら、ナビ頼りに運転するけれど、知っているあたりに来ると、いや、この場合はこっちの道の方が早いやん、とか、いや、この時間帯は高速やろ、とか全くナビを無視して走る。
そのうち、カーナビがあまりにもヘボいので、携帯でグーグルマップとかを使うようになる。
高速を選んだり、チョイスがあったり、で少し柔軟に対応してくれる。国境の心配もない(笑)。
ところが、めちゃいいやつが出てきた。
Wazeって言うアプリだ。
多分、周りの人もWazeを入れている人は多いと思う。おばけちゃんみたいなアイコンもかわいいし(笑)。
このアプリが教えてくれる道は、本当に上手く渋滞を避けてくれる。
ポリスとかネズミとかもポップアップで出てくる。
これのすごい所は、登録している人たちが報告をしてくれることだ。
Twitterとか掲示板の似たようなシステムだ。これはうまく考えたなあ、と思う。
運転している人達が情報を出してくれるのだ。出した情報がそのまま掲示される。
だから隠れているポリスとか、渋滞とかは、「ポリスがいましたよ」とか、「渋滞始まってますよ」と、時々報告する。:-)
そしたらWaze君が、おお渋滞か、と違う道を推奨してくれたり、工事とか避けてくれたり、ポリスがいますよ、とポリスマークがついたりする。
Waze君も考えていて「新しいルートが見つかりました。このルートは3分短縮されます」みたいなメッセージが出てきたりする。その柔軟さがいい。
道を間違えても、そこから次の道を教えてくれる。
だから車についているカーナビは今は使ってない。ごめん。
携帯に入っているおばけちゃんが大活躍だ。