un dernier shot manqué pour passer du paradis à l’enfer

フランス語

せっかくなので、フランス語の解説もちょっとしてみようと思う(笑)

さてさて、この前のバスケットの試合の動画の表題に書かれていたのが、

un dernier shot manqué pour passer du paradis à l’enfer…

これは、ベルギーの視線から見たコメント。

Un dernier shot = 最後のシュート
Manqué = ミスした
Paradis =天国
Enfer =地獄

これで何となく意味が分かる。天国から地獄へ落とされた最後のミスシュート。

文法で大切な所は

Manqué = manquerの過去形だが、この場合はを形容詞的に使っている。
前出のShotを形容しているので、つまり、ミスしたシュート。

この動詞の過去形を形容詞として使う使い方は多分英語も同じなので、想像はできると思う。
例えば、他では

une feuille morte (mourir 死ぬ=過去形 morte) 死んだ葉 =落ち葉
un bras cassé (casse 折れる=過去形 cassé) 折れた腕

みたいな使い方ができる。

du paradis à l’enfer

「~から~まで」と言う意味の「de ~ a~ 」が使われている。
ただし、Le paradis を使って、このまま書くと「de le paradis」だが、

de le = du

というルールに乗っ取り du paradis と変化している。

Paradis の 「s」は発音しないので、「パラディ」だ。

du paradis à l’enfer で天国から地獄へ、と言う恐ろしい表現だ。

そう、あのバスケットの試合の時に、日本は残り1分半の所で反撃の3点シュートを決め、一点追い抜いた。
ところが、その直後、ベルギーは最後のシュートをトライしたのだ。残り1分15秒の瞬間だ。
もし、これが入っていたら、2点追加になり逆に1点差で、ベルギーが勝っていた。
残念ながら、このシュートは決まらず、その瞬間、シュートを打った選手は泣き崩れた。

日本からの映像だと、最後は日本の逆転シュート、で終わるダイジェストが多いが、ベルギー側から見ると、最後の一投はこのベルギーが放ったミスったシュートだ。

ベルギーの視点から見ると、この最後のシュートが決まっていたら勝ってたのに!と言う思いが込められている。

 

 

 

 

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