恐るべきバンドエイド!

ベルギーについて

ついにクリスマス+新年のお休みも終わりを告げ、明日から学校が始まる。
娘ちゃん達も独り立ちして、孫の顔でもみようか、という年になって、まだ学校と縁があり、小学校の子供たちと接する事ができる、って言うのは、ありがたい事だと思う。

休みの後、みんなに会うのがちょっと楽しみ♪って気になる。
空手に来ている子供たちは小学校の低学年の子供が多いんだけれど、みんな可愛い。面白い。

空手の稽古は厳しいし、大きな声を張り上げてしまうのだが、終わった後とか、合間とかに、子供たちは他愛のないお話をしてくれる。

「・・・って感じで、パパはママに一目ぼれしてね、パパがすごいアタックして、それで、モロッコで結婚式をしたんだよ。それからベルギーに移住することになって、わたしたちが産まれたの♡」

みたいな、まあ個人的なお話を長々してくれる。小学生とはいえ、女の子はおしゃまさんだ笑。

お母さんも、こんなところで若い頃のプライベートがさらされているとは思っていないだろう(笑)。でも、可愛い。

「今日、体育の授業でね、フィリップが棒を振り回してね、危ないって言ったんだけれど、全然止めなくてさ、それで棒が私のおでこにちょっと当たって。ね、見て、見て。ここ。ほら。少し怪我してる。これ」

みたいな。まあ、フィリップって誰やねん!って感じだけれど、いろいろご報告してくれる。
一から十まで話すので、まあ話が長い(笑)!小さいからね。でも可愛い。

そんな子供たちのゴシップですら、お休みが長くなると、聞きたいなって思ってしまう自分がいる。

そう、空手着の帯が垂れているのが嬉しいのか?クルクル回したりして遊ぶ子たち。その中でも、帯の先を口に入れる子、これが結構いる。何が美味しいのか?ヒマなので口さみしいのか?

何度注意しても、また口に入れている。

一度、「帯を食べたらダメって言ったよね。ほらこれで口に届かないでしょ。」って言って、その子の帯を三回巻いて、帯が垂れないくらいのチョンチョンの短さにして結んだ。

そうしたら、まあ次の回から、自ら3回巻にして短い帯に巻こうとしてた笑。
偉い!

ともかく、低学年の子供たちは怒るだけでは全然言う事を聞かない。怒らず回避する方法を考える事が大切だ。笑。

あと、子供たちは、変化に鋭い。
ちょっと怪我したり、痛かったりすると、気になって仕方ないみたいだ。これもよく報告に来る。

「マダム、ここ、怪我していて痛い」「マダム、足を擦りむいた」・・

見ても、全然大したことない。何もする手立てもない。
でも、これを「大丈夫、これくらい、大したことないよ」っておざなりにすると、もう空手の稽古の間中ずっと気になる手とか、足とかをさすったり、見たり、気にして、集中できず、練習にならない。

そこで登場するのが、バンドエイド

全然大した事のない傷でも、さかむけでも、昔からあったであろうできものでも、とりあえず
「あら~、まあ、痛いよね~。」って言ってバンドエイドを貼ってやる。

すると、これがめちゃ満足した様子で、怪我も忘れたかのように練習に打ち込んでくれる。

すごい、バンドエイド。

なので、バンドエイドは常備している。

一度、「頭が痛い」って訴える子がいた。彼は、あまり練習をしたくない子だ。いつもどこかかしこ怪我かどこかが痛いらしい。子供たちと一緒にいると、本当に病気の痛さなのか、ズルしたい痛さなのかそこはかとなくわかる。それで、「そっか、頭痛いんだよね、これ貼ってあげよう。」って、おでこにバンドエイドを貼ってやったら、本人、ちょっと嬉しそう☺
その後は、文句も言わず、ちゃんと練習を最後までやり遂げていた。

恐るべきバンドエイド!

バンドエイドって登録商標?なのかな?
本当の呼び方はよくわからないけれど、通称バンドエイド。
仏語ではスパラドラって言ってます。
これも本当の呼び方かどうかわからないけれど通称Sparadrap.

子供たちを教える機会がある方は是非(ってどれだけいるねん!)

 

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