傘を持たないベルギー人たち☂

その他
Water flowing along the street curb during heavy rain. Close up of splashing raindrops and air bubbles.

あ~また今日もブリュッセルは雨・・・☂
最近はずっと雨が続く。
外に出る時は、傘、持っていこうか、迷う。

ちょっとそこまでの用事にできれば、傘は持ちたくない、降りだしたら少し雨宿りすれば、雨が上がるかもしれないし。
でも途中で雨脚がきつくなったら、傘が欲しい。これでずぶぬれになったらきっと後悔する。

という事で、日本人なので、用心して、とりあえず持って出ようか・・・ってなる。(^ ^)

でも娘ちゃん達が学校に行ってる頃は、彼女たちは本当に傘を持たなかったなあ。
娘ちゃん達は、100%日本人なのだが(笑)、ベルギーで生まれてベルギーで育ったので、感覚はほぼベルギー人だ。学校に行く前にどれだけ「雨だから傘、持っていきなさい!」って言っても、持って行ったためしがない。

ともかく、ベルギー人は傘を持つのが好きではないみたいだ。

なぜか?

多分、ブリュッセルの雨は霧雨っぽい雨が多く、日本のような土砂降りは少ない。
それに一日中しとしと降り続ける、というのも少なく、降ったりやんだり、時々晴れ間がでたり、お天気がコロコロ変わる。
なので、7割くらいは傘なしでしのげる。

多分、他のお友達も誰も持ってない、というのも大きいかも。きっとお友達と同じがいいんだろう。お友達もみんな、傘なしで過ごしてる。その代わり、フードのついたジャンバーは必須で、年がら年中、フード付きの服を着てた。だって、雨が多い国だからね。

それに小雨だけれど、風がきつく、左右に揺れる風が吹くので、傘がさしにくい。
させても、品質の保証できないこの国の傘はかなりの確率で壊れる・・笑。

下手すると家族全員、フード付きのアノラックみたいなので外を歩いていたりする。

服を買いに行っても、「あ、これ、可愛いやん♪、買ったげるよ」って言っても「そうやね。可愛いしデザインは好きだけど、うーん、フードがないからなあ。いらんわ」とあっさりフードなし、というだけで却下される。どんだけフードのプラオリティ高いねん!

そのまま高校、大学と行って、通学距離が伸びて、外出することが増え、雨にあたる確率が高くなっても、あの小学校以来の習慣を変えるつもりがないのか、傘なしで長い間過ごしていた。

時々、間が悪く、じゃじゃぶりになって、ずぶぬれになって帰ってきた事もあった。
それでも、傘を持っていけばよかった・・、とはならず、フードがあって良かった♪って言ってるくらいだ。

そうそう、おばあちゃんたちは、傘は持たずにビニールでできた透明のスカーフみたいなのをよくかぶっていた。あれ、どこで買うんやろーって思ってた。それくらいおばあちゃんたちの中ではポピュラーで、みんなあの透明のひも付きフードを頭につけていた!!
今でもあれは不思議。きっととてもトラディショナルないで立ちなんだろうな。

それでも、最近ブリュッセルは外人?が増えたせいか、傘をさしている人もかなり見かけるようになったし、可愛い傘もショップで見かけるようになった。
少しずつ、傘が浸透してきているような気がする。

娘ちゃんが看護師を始めた当初、誰かから素敵な折り畳み傘を頂いてきてた。

「どうしたの?」

「笑。それがね、先生にもらったんだけど、この前、すごい雨の日、またずぶぬれになって職場に着いたら、「娘ちゃん、この世の中には傘、という便利なものがあるんだよ」って言って、次の日にこの折り畳み傘、くれたの。笑」

いや、おうちにも折り畳み傘あるんだよ。彼女が持って行かなかっただけ。って言いたい!
でも、結局この素敵な赤い折り畳み傘も結局長い間、物置に眠っていた・・・

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログ ベルギー情報へ

にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ
にほんブログ村

ブリュッセルからボンジュール - にほんブログ村

タイトルとURLをコピーしました