9月の始め頃からカルフールでお野菜や果物を量り売りするコーナーで紙の袋が姿を消した・・・
もちろん、量り売り用でなくて、既に包装されて値段のついている果物も存在するので、それはいいんだけれど。
そっちじゃなくて野菜、果物がそのまま山積みになっていて、自分で袋に好きなだけ入れて備え付けの秤で計り、秤から出てきた値段のシールを貼ってレジで精算してもらうタイプのもの。あの測るためのあの袋だ。
じゃがいも、ニンジン、三度豆、トマト、ナス、パプリカなどは、包装済みの分と量り売り用のバラ売りの両方のタイプがある。
果物だとモモ、プラム、アブリコットは山積みが多いかな?リンゴ、ナシ、ミカンは両方かな。
スーパーのよって違うと思うけれど、ともかく半分弱くらいは量り売りの野菜や果物だ。
そういえば、その昔は、薄いビニール袋が吊り下げてあったなあ。
量り売りタイプのは、このビニール袋れに入れて計っていた。
歴史を紐解くと(そんな大げさなものか?)ある時期、政府の方針でビニール全部廃止になった。
その時に、この薄いビニールは一挙に姿を消した。
そう、その頃ビニール袋、プラスティックの類は、環境によくない、という事で、スーパーの無料の袋もなくなり、再生可能な少し丈夫な袋を購入するようになり、プラスティックのストローも竹のストローになったり、銀色の洗って使えるタイプになったりした。あの頃だ。
エコバックが出回り、果物も折り方を工夫した紙のパッケージに詰められていることが多くなった。
そして、あの薄いビニール袋の代わりに、秤の横に山ほどの紙袋が置かれていた。
それからビニールの時代が終わったあと、この紙袋時代が1-2年くらいだろうか?続いた。
ところがこの薄い紙袋は、使いまわしするには品質が悪すぎで、すぐ破れる。
かと言って、毎回トマトやインゲンや、買う度に計ってシールを貼るので、溜まる。
貧乏性で(笑)、そのまま速攻捨てるのも何だかちょっともったいないし、何か良い使い道ないかなあ、って思っていた。
そのうち、野菜を包んで冷蔵庫に入れたり、ゴミを一度この紙袋に入れてからゴミ箱へ入れると水分が吸収されて腐敗がマシになる感じがする。そんなこんなで、そこそこいい感じでこの薄い紙袋を使い切れるような習慣が出てきていた。
ここへきて、ついにこの紙袋の時代も終わりを告げる時がやってきた。
私たちはこの壮大な歴史の波に飲まれ(笑)、この紙の袋が紙を作るための木を無駄に使い、環境破壊へつながる、という事で廃止になった。
物事が決まった時の動きの速さは、日本とくらべものにならない。
「そんなん、不便やん!」みたいな消費者の声は取り上げてもらえず、野菜、果物のコーナーに山積みになっていた紙袋は一枚残らず姿を消した。
あー、せっかく紙袋が使い切れるようなルーティンが出来たのに、残念!
いや、きっとスーパーの方だと、在庫も抱えていたに違いない。もうお店に出してはいけない、という事で処分したか、返品したか、その家族や親せきで段ボールで配布されているのか(笑)、ともかく全く見なくなった。
これはスーパーによって温度差があり、デレーズの方はまだ紙袋が存在していた。
今度はこの紙袋の代わりに網状になったネットみたいな袋を買わされた。
これもスーパーによってちょっと違っていて、デレーズは薄い布の袋が主流だった。
ともかく、これに入れて計ってシールを貼る。このネットは何度も使えるし、洗濯も出来るので、使い捨ての紙にくらべたら、エコだ。今の流行り持続可能な商品だ。
さてさて、このネット、一番最初の日に一つ買ったら、もう一つおまけでもらった。ラッキー♪
なので今手元に二つのネットがある。
今までだと野菜や果物で5つ6つの袋を使っていたけれど、そんなにたくさんネットを買うのもちょっとシャクだ。(どこがやねん!)
それで、今は二つのネットに5-6種類の野菜と果物を入れている。
それぞれ秤で計り、値段のシールを出し、ネットに貼る。一つのネットに3-4種類の野菜や果物が入り、3つ4つのシールが付いている状態?これでもいいみたいだし、この方がエコやん?!
ただ、このネット、シールが付きにくい。
レジまで到着するまでにシールが取れて、他の所へくっついてしまうことが多い。
仕方ないので、ネットに入れた果物、野菜はカートの前の方へ置くようにして、他の物とあまり接触しない様にしている。まるでお姫様的な扱いだ(笑)。丁寧に扱われている。
それと、企業側に立つと、今まで経費として掛かっていた袋代が消費者の負担になるわけで、それだけ利益率も上がるはず。だったら、少しはものの価格に反映させて少し安くしてくれないかな(笑)
皆さん、どうされてます?