あの日本大好きフランス人の彼からホタルの観賞に行こう、とお誘いがあった。
え~、ホタル??
ベルギーにホタルが生息してるんやー。すごい!!!
ホタルってきれいな水のある所にしか生息しないし、観賞するには、少し暖かい湿気た日がいいとか何とか、いろいろと制約があったと思う。よく覚えてないけれど笑。
ちょっとググってみよう(笑)!
ホタルは街灯の届かない静かできれいな水辺を好みます。 深すぎない川底に砂やレキ(大きめの土粒子)があり、餌となるカワニナ(巻貝)のいる穏やかな清流に多く棲みつきます。 産卵できる水苔、さなぎになるための土草がある場所が必要です。
なるほど。やはりホタルの生息する地域を特定するのも大変そうだ。
彼が言うには、ソワーニュの森の奥深い所でホタルが生息しているらしい。
ソワーニュの森はベルギーの南側に位置する深い森だ。
ホタルが光を出して舞っているのを見るのには、あまり光を照らしてはいけないので、真っ黒な中を小さな懐中電灯で足元を照らしながら歩いていかないといけない。
ソワーニュの森の奥は足元が悪く、地面も湿気ていてグニュグニュしているので、履きなれた運動靴で来て欲しい、と書かれていた。
おお、なんだか本格的!!
ところで、今、ベルギーは夏。夏は日照時間がやたらと長い。夜の10時くらいまでお日様が出ている。
ちょっとググってみよう!
ベルギーの日の出は5時34分、日の入りは21時57分。ほら、やっぱり10時頃まで明るい。
日本(神戸)の日の出は4時50分、日の入りは19時17分。もう夜の8時には真っ暗なんやー。
という事で、ベルギーでホタルの光を見ようと思うと夜の11時頃でないと見れない。
彼の案内も森の入口に集合するのが夜の10時半。約4kmの道のりを歩いて、戻ってくるのが11時40分くらいの予定だ。中々遅い・・・
その上、ホタルが飛ぶ季節が6月下旬から7月上旬にかけてのみ、なので、本当に今がチャンスらしい。ともかく見れる期間が短い。その上、お天気が雨だったりしたら歩けないし、見れない。
晴れていて、かつ雨あがりとかで湿気ていて、6月の下旬から7月上旬くらいで、みんなで行ける、できれば週末、となると、本当に限られていて、もう「今日しかない!」って感じでメッセージが届いていた。
私は朝型の人間なので、朝早い分はあまり苦にならないんだけれど、夜遅いのは苦手。
もう夜の10時には体が眠る体制に入っていて、頭はボーっとしているし元気が出ない。
なので、申し訳ないけれど、夜の11時に4㎞も歩く、というのはほぼゾンビ状態。無理、と思って今回のお散歩はお断りした。
数名の若い元気な人達で行ってきたみたいで、写真を送ってもらったので、私は行ってないけれど(笑)ちょっとだけおすそ分け。暗いし上手く撮れなかった、って言ってたけれど、何だかホタルがいる、というだけで嬉しい!すごいと思う。
ちなみにフランス語でホタルは「Luciole」
あの有名な「火垂るの墓」は仏語で
「ル・トンボゥ・デ・ルシオル Le Tombeau des lucioles」だ。
響き全然違うけれど、何となくキレイな感じがいいな。