この前、古い友人のお誕生日パーティに呼ばれた。
彼女と出会ったのはもう25年くらい前になるだろうか？それから、少しの間は時々行き来があったのだけれど、多分10年くらいは疎遠になっていたと思う。
それが突然連絡が来てびっくり！！
あらーまあ、懐かしい！
もう一人一緒に誘われている友人と待ち合わせ。
その彼女とも多分10年くらい会ってないと思う笑。もう昔話に花が咲く。知らない10年の溝を埋めようと話のタネは尽きない笑。
実は子供さんを見てびっくりした。確か前会った時赤ちゃんだった子がもう小学校6年生になっていた。いやあ、びっくり。
もう、最近、人と話をしていて、「久しぶり」を意味する時間の「単位」がひどいと思う。2－3年が昔の2－3か月くらいのイメージではないか？。笑
会場はLe Grand Cafeという、街のど真ん中、ブルーバード・アンスパックにある大きなカフェだ。
20名近い人が集まっていて、にぎやかな集まりだ。知らない人も多い。まあ、大きなカフェだから団体さんも大丈夫なんやね。ということで、お隣に座った人達と談笑する。
「こんにちは。出身はどちら？」
「私はスペインよ。まあ、ベルギーに純粋なベルギー人なんていないわよ笑、ははは」
まあ、そうかもしれない笑。とおしゃべりに花が咲く。
ところが。
飲み物を注文してから1時間過ぎても、まだお料理の注文を聞きに来てくれない。
さすがにのんびりしている欧州人達も「お料理、注文した？」「いえ、まだよ」「そうよねー。遅いわねー」って感じでキョロキョロしてギャルソンを探す。
すると、このギャルソン、急に私の席にきて、椅子を取りあげて、テーブルを動かした。
え？え？
私たちは少し遅く着いたので、用意された長いテーブルではなく、L字型？というか、直角におかれた別のテーブルに座っていた。
つまり長いテーブルを少し伸ばすので、そちらへ行け、と言っているみたいだ。この離れ島に座っていたのが、6名。4名が反対の端へいって2名がこの離れ島の近くの長テーブルの端に座れ、と言っている。それにしても、やり方がちょっと乱暴じゃないかい？先に説明してよ。
で、向こうの端を長くテーブルをぎりぎりまで伸ばしていたけれど、ここはきっと普通、お客さんが座る場所ではないと思う。だって、長く伸ばした方の先のお誕生席みたいな場所の背の部分は、実はコート掛けになっていて、その前に子供用の高椅子が格納されている。
このコート掛けはドアになっていて、その後ろ側は物置になっているみたいだ。
それで、この3つくらい積み上げられた子供用の椅子を除けないと（座れない）、って言って気の良いおばさん達がよっこら動かそうと持ち上げている。いやいやお客様にそんなお仕事をさせたらあかんやろー。それに、テーブルを延ばす前に、奥にある子供用の椅子を除けておかないと。要領悪いなあ。日本人のサービスの感覚ではありえない。ギャルソン、ちゃんとやってやー。
その気の利かないギャルソンが、椅子の上に置かれているコートをみて「あ、コート掛けにかけてね」
いやいや、あなたがその前に座れって言ってるやん。背中にコートがあたるよ。椅子もギリギリにおかれているからそれ以上前にやれないし。と心の中でちょっとイラっとしたけれど、気の良いおばさんたちと、「そうねー端っこだけにコートを掛けましょう。真ん中は背中があたるからねー」と和やかにお話をする。
だってお誕生日パーティやん！にこやかに過ごしたい。
で、その狭い端っこの奥の長いソファ席に一人座り、お誕生席（後ろにコート笑）に一人、手前に2人、何とか座った。それであれやこれやお話していたら、奥の一人が「ごめん、お手洗い」
はいはい、とお誕生席の人と手前の一人が席をたって、奥の方を通してあげる。
ちょっとかかるだろうから、とりあえず、座っていましょう、とまず腰を下ろす。
そうしたら、お手洗いの人がちょっと怒って戻ってきて
「ここ、カフェのトイレなのに、前にトイレレディがいて、50セント取るのよ」
と小銭を探しに戻ってきた。
えーそうなん？！！カフェって通常、トイレは無料だ。
駅のトイレならともかく、カフェで有料は珍しい。
で、ともかく、狭いからね。また立って、人が出たり入ったりして、やっとこさ。席へ。
お料理はまあ普通に美味しかったけれど、それまでのごたごたがひどすぎて、何だか味がよくわからなかった。
多分、今回のギャルソン、といってももうそこそこおじさんなんだけれど、彼がどっちがサービスしてんねん！って思う程、上から目線だっただけだと思うけれど、まあ印象、大切やからね、気ぃつけなはれやー！
ところで、皆さん行かれる時にはご注意。
トイレ、有料です笑！
