デレーズのフランチャイズ化

ベルギーについて

私のお気に入りだったデレーズがストを始めてもう1か月が過ぎた。
元々は経営不振から直営店を全部フランチャイズ化する、という会社方針に対し、組合が労働条件の低下を懸念してストをして抗議している、という形らしい。

この前、そろそろストも終わってるんちゃう?って思って行ってみたけれど、前にバリケードみたいにカートが並べられ、そのバリケードの所に人が待機していて「閉まっているよ」とお知らせしてくれる。そう、ちゃんと人はいる。ご苦労さん。

当初は、そのうち再開するやろー、と気軽に構えていたけれど、これがなかなか1か月経った今でもまだ続いている。長い・・・・決着がつかないのか?

そう、ストが始まった頃、いつものカルフールに行ったら、すごい人だった。
いつも同じ曜日で同じくらいの時間帯に行くので、通常の状態はわかっている。それが、その時は倍くらいの人混みで、「何があった?あ、もしかしてデレーズのスト?!」とって心の中でつぶやいていた。お客さんがみんな流れて来たのだと思う。

だいたい、ブラッセルに住んでいると、デレーズとカルフールは似たような場所にある。こっちが休みやったらあっちに行こう、ってなると思う。好みは少しあるかもしれないけれど、まあ、どっちでもいいや、って言う人もかなりいると思う。

そうしたら、デレーズが抗議のストすることで逆にカルフールはウホウホしているに違いない笑。(そんな悪代官みたいな顔はしないか?)

アルディやコルライトと言った量産店?安価なお店もあるけれど、飲料水とか洗剤などはアルディで、食料品はデレーズで、野菜果物はカルフールで、とか言う買い方はしたくない。できれば一店舗で全部済ませたい。ということで、メインはカルフール、ちょっと買い足し(カルフールになないものなど)はデレーズ、というのが私の基本パターン。

きっと他の人も似たような体系?ではないか?逆に、メインがデレーズで、買い足しカルフールとか、買い足しコルライトとか。そんな組み合わせで動いているのではないかと想像する。

スト、と言っても、ストをしているのはデレーズ直営店だけで、プロクシー・デレーズとか、ルイ・デレーズ、ADデレーズと言った、既にフランチャイズになっているいわゆるコンビニ系のデレーズは通常通りの営業だ。それもコンビニ系なので、日曜もオープンしていたり、早朝とか遅い時間まで対応してくれていたり、とそれなりに便利だ。もちろん、品ぞろえは少ないので、特殊なものはないけれど、それなりに役に立つ。

それに、デレーズのネット配達は大丈夫そうだ。

まてよ、プロクシーもADもLouisも大丈夫で、直営店でもネット配達OK、近くにカルフールがある、となったら、ストの効果はどうなんだろう?顧客側からすると、まあ当面はしのげるので、それ程痛手は少ない。

ともかくストが多い国なので、時々このストの意味は何か?って考えてしまう。今回のストは、今のうちに、とりあえず労働条件の改善を勝ち取って、フランチャイズ化された後も同様の条件で引き取ってもらおう、という策略なんだろうか?よく知らんけど。

でも、もうフランチャイズ化が始まっていて、フランチャイズをやりたい人の募集が掛かっている。

Devenez franchisé chez Delhaize
Ouvrez votre propre supermarché avec Delhaize. Ensemble nous lancerons votre franchise, ou nous regarderons les possibilités d'une reprise.

つまり、今後は一店舗ずつで店長さんが経営手腕を発揮できる、って感じになるんだ。

多分、店長さんが儲けを出さないといけないのでどうしても労働条件がキツくなる、という構図だろう。

ところで、会社の経営企画部にいる日本人のおじさんが、デレーズの事件を聞いたのか、「デレーズ、チェーン店になるんだってね」って言ってきて、みんなちょっと「えっ、笑??」

いや、今でもチェーン店ですけど・・・

日本人、英語が苦手なのはわかるけれど、経営企画やってるんやったら、チェーン店とフランチャイズ、間違えないでほしかったなあ。笑。(いつも偉そうにしていると、女子たちの眼は厳しいよ!)

 

にほんブログ村 海外生活ブログ ベルギー情報へ
にほんブログ村

にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ
にほんブログ村

ブリュッセルからボンジュール - にほんブログ村

タイトルとURLをコピーしました