エコ・バウチャーで冷蔵庫を買った

ベルギーについて
Energy efficiency chart with household appliances, 3D rendering

冷蔵庫を買った。

その前の冷蔵庫、長持ちしていたんだけれど、製氷室のドアの止め金を支えているプラスティックの一部が欠けたので、ドアがきっちり閉まらなくなってしまった。どうなるかと言うと、製氷室が氷の柱で埋まる。ちょうど、セーラームーンのクイーンセレニティの幻の銀水晶の世界だ。(ちょっと違う?!)

時々氷を掻き出して使っていたが、もうムリ!新しいのに買い替えよう!と決心した。そうそう、エコ・バウチャーも今年は使っていないので、溜まっているし。

仏語ではEco Cheque (エコ・シェック)と呼ばれている。皆さんはどうやって使っているんだろう。ベルギーだと、福利厚生の一環として、毎年額面250ユーロくらいかな?かなりの企業で従業員へ支給される。

うれしい反面、従業員は毎年250ユーロのエコの何かを購入しないといけない。あまり長く放っておくと、期限切れで無効になってしまう。それはもったいない。だけど、これが中々大変。

エコ・バウチャーで購入できるのは、自転車関連とか、DIY関連、太陽パネルなど、環境問題に貢献できるものが主流だ。電化製品もA+以上の環境に優しい構造を持ったものでないとダメだ。
もう必要なものは大体買ってしまったし、欲しい電化製品はエコの対象ではないヤツが多いので、使えない。

BIOの食材がこれで買えるので、去年まではチマチマEco chequeでBIO食材を買っていた。
これも、またちょっと煩わしい。スーパーで、「BIOの食材はEco chequeを使うのでー。」って宣言して会計を分けてもらい、だいたい一回の買い物で10ユーロ程度のBioの食材をEco chequeで支払い、残りをカードで払う、と言うステップなのだが、レジのお姉さんによっては、できない、と言われたり、間違えてCheque repasから引かれたり、うまくいかない場合もある。こっちが宣言するのを忘れる事もあるし、面倒だからもういいや、って時もある。失敗されると心がくじけて、もういいや、って気分の時もある(笑)。

ここで、冷蔵庫が壊れた。Eco chequeが使えるかも?と電気屋さんへ行った。

店員さんに相談して、Eco chequeで買える冷蔵庫を選んでもらい、無事購入。残っている金額よりちょっと高かったが、持ち出し金額はたったの17ユーロ。うまく買えた。うれしい♡。得した気分♪

冷蔵庫のドアを左側にしてほしい、と言う条件を付けて、運搬の日を決めた。

約束の日、冷蔵庫を持った筋肉隆々のお兄さん二人が玄関に現れた。
エレベーター無の2階。階段に物を置いているので、狭いし、通りにくく、二人で冷蔵庫を持ちあげながら、ぶつぶつ文句を言いながらも、部屋の中まで運び入れてくれた。ごめんね。

で、みたら、冷蔵庫のドアが右側だ。
ベルギーではよくあることだ。注文通りにはいかない。

「左側のドアを注文してたんですけど」(と言って、契約の書類を見せる)

既に狭い階段を2階(日本の3階)まで運んで、ハアハア息を切らし、既に不機嫌そうだったお兄さんたち。むむ、と言う表情だったが、ふう、とため息をつきながらも腰に付けたドライバーを使って、器用に冷蔵庫の天板をはずした。

それから、ドアを外し、留め金を付け替え、取っ手を付け替え、また全部組み立て直してくれた。

へえ、ドアの取っ手ってこんなにその場で付け替えができるんだ!びっくり。
また、工場に行って左側のドアを取ってくるのかと思ってた(笑)

「Voila」と得意そうに言うと、ちゃんと左側ドアの冷蔵庫が出来上がっていた。

すごい。
さすが!

ありがとう。Au revoir!って機嫌よく帰って行った。

超満足していたんだけれど、この後、もう一つ問題点が発覚する。

製氷室のドアだ!

これが右側になったままで、その時は気が付かなかった。
冷蔵庫のドアは左。開けると製氷室のドアが右(笑)。ドアを目いっぱい開けないと製氷室のドアが開かない。もともと、左側に余裕がないので、ドアを左にしてもらったのだから、めいっぱい開けるのは不可能。

あーあ。やっちまった。一難去ってまた一難。

結局、この後主人がトライ&エラーで頑張ってくれ、製氷室のドアを付け替えに成功!よかった、よかった。
もうどうしようかと思って真っ青やったわ。

 

 

 

 

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