欧州の有休の在り方について考える。

ベルギーについて

娘ちゃんがコロナに罹ったってメッセージが届いていた。
今回はちょっとしんどい、って言っていた。熱もあるし、体がだるくて動かない、らしい。

あらまあ、こんな時期にまた?!!

こんな時期、って言うのは、彼女、9月9日から9日間、お姉ちゃんのいるマダガスカルの上の方にあるマヨット島へ旅行する予定で、飛行機はもう既に支払い済み。

コロナに罹ったのが9月2日。一週間、ギリギリ治るかな?くらいの感じ・・・

そうそう、日本はまだコロナで騒いでいるようだけれど、欧州に住んでいるともうコロナは風邪くらいの扱いだ。政府も感染者数も数えていないし、公共交通機関も飛行機も審査も承認もいらず、自由に乗れる。なので、飛行機は心配ないんだけれど、体調が心配。

大丈夫?って言うと、さすがに病欠を取ったらしい。
そりゃそうやろ。娘ちゃんは看護師さん、患者さんに移したら悪いし。

結局9月4日から8日まで病欠を取って、その後、マヨット島へ旅行、帰ってくるのが18日なので仕事場の方は、病欠、有休と併せて、2週間の欠勤だ。

欧州は病欠と有休は別に取れる。
病欠は、本人の意思とは関係なく休まざるを得ない状況になるので、有休とは別にもらえる。この場合、それを証明する医者の診断書が必要だ。
有休は、会社から付与される年間20日間の休暇だ。これも、100%の消化がほぼ義務づけられている。

なので、娘ちゃんのやり方は間違いではないんだけれど日本人的に病欠一週間、旅行一週間ってどうなん?って思ってしまう・・・

いや、実は心配はそれだけではない。

彼女は8月にお友達と一緒に1週間、スペインへ旅行していて、その前6月に私と一緒に日本へ行って、その時は3週間の有休を取っている(笑)
その上、今回のマヨットへ一週間、プラス病欠一週間(笑)。

いや、どれだけお休みもらえてんの?。そんなに休んで大丈夫なん?
(母親は色々心配でございます。。)

なんだか超過勤務とか夜間勤務とかで、オーバータイムが溜まっていて、その分の代休、有休を今年中に全部消化しないと逆にチーフから怒られるからいいんだそうだ・・
まあ、優雅なことで。(やっかみ半分?)

日本だと、看護師さん、ってキツいお仕事で超過勤務も多く、またその分代休がとれるか、というと仕事が忙しすぎて、有休もとれない、って言う事を見たり聞いたりした事がある。

看護師さんだけに限らず、どこの業種でも「仕事が忙しすぎて、休みが取れない」って言うのをよく聞く。

欧州はどうだろう?

仕事が忙しい、忙しすぎる、って言うのは、みんな言っている。これは日本と同じだ。
彼女もよくこぼしていた。シングルで用事があまりない彼女は他のお母さん看護師さんの分も請け負って超過勤務をかなりやっていた。休日はほぼ寝て過ごす日が多くなっていて、心配していた。

でも、休みは休み、なのだ。

誰かが休んでいる間は他の人にしわ寄せがいき?、他の人が忙しい、忙しい、と言いながら会社は回ってっく。それで遠慮して有休を取らない、という選択肢はあまりないような気がする。

ともかく20日プラス病欠プラス超過勤務時間分の休みはみんな、ともかく、取る。

取れない、のではなく、取らないといけない。それで問題があるかどうかは、経営陣の考える事だ。働いている人達の知ったことではない。

なんだか、その辺りが日本とはちがうかな、って思う。

そんなことを考えていたら、まあ、のんびりした写真が届いた笑。

 

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