家の近所に気になっているワイン屋さんがあった。
その名も Au Cent vins et un。オ・ソン・ヴァン・エ・アン
音の響きだけだと「121」に聞こえる。
ちなみに121 は 「Cent vignt et un」ソン・ヴァン・テ・アン
この「20」のヴァンと「ワイン」のヴァンをひっかけてる。うまい!!
アドレスも「http://au121.be/」だしコンタクトも「info@au121.be」
住所もドレーブ・ド・ニヴェル 121番だ。
凝るなあ~!
以前、ザベンテムにワイン屋さんが出来たって書いた事があったと思うけれど、そのMagnusというワイン屋さんは、ステキなワインを置いているのだが、ザベンテムという地の利が良くない。
あー、お土産物、買い忘れた~とか、急ぎで欲しい、って時にはちょっと行きにくい。
スーパーでもいいんだけれど、ここだとスーパーと変わらない労力で行ける上、ワインショップのワインの方がオシャレ♪?
で、ちょっと急ぎの用事の時に一度行って、お使い物の2本、ついでに自分用に1本買った。
前に書いたけれど、私たちは超下戸だ。(笑)
でも、嫌い、という訳ではない。飲めない、というだけだ。
最初のグラス半分くらいは美味しく頂く。なので、主人とワイングラス1杯を半分ずつ夕食の時に飲んだりする。昔は養命酒を毎晩飲んでたしね(ちょっと違うか?)
だからワインは通常半分の小さいサイズのものを買う。それでも数日かけて飲む。
通常の75㏄のものは、自ら買う事は少ないんだけれど、ワインショップには通常サイズのものしか置いていない。
ワイン屋さんは、きっとこのワインを10日くらいかけて飲むことを知らないし、蓋をして冷蔵庫に入れる、なんて言ったらきっと目を剥いてひっくり返ると思うから、言わない(笑)。
「2本はお使い用で15ユーロから20ユーロくらいのもの白と赤一本ずつ、1本はすぐ飲める飲みやすい赤、選んでもらえます?」
そう、選ぶのもよくわからないので、いつも「おまかせ」コースだ。
ワイン屋さんのご主人はとても気さくで、良い人で、知識も豊富であれやこれや説明をしてくれ、ふと「日本人?」
はい、そうです。
「だったら、良いワインがある。これは日本食にもよく合う。スシにもいいし、甘辛い味付けにも負けないワインだ。今日帰って飲むんだったら、今すぐにワインを開けて、そのまま1時間くらい開けっ放なしで放置してからグラスに注ぐ。その間でも少しワインがまったりしてちょうど美味しくなるよ。」
ほう。でも10日間飲むよ(笑)。
で、その赤ワインは、本当に普通に美味しくて、10日間笑、楽しませてくれた。15ユーロくらいだったかな?お値段も手ごろだし、口の中に残る後味がフルーティでちょっと不思議な香りの残る感じ?でもあっさりしていて飲みやすい。
それで、この前また違う人のお使い物にワインを買いに行って、その時「前の赤ワイン、美味しかったので、また頂こうかしら。」(めちゃ酒飲みに聞こえる!)
ご主人はニコニコして、
「実はこれは息子のために作ったワインなんだ」
えっ?ワイン、作ったの?
「うん、ワイナリーを持っていてね。ほら、このレオンって言うのが僕の息子の名前で、彼の生まれた年にここのワイナリーを始めたんだ。」
ほう、すごいな。ワインも作ってるんや。
他にもたくさんワインの箱が積んである。
常連のお客さん達がよくきていて、みんな箱買い?ダースで買っていく感じだ。
どれもそこそこ手頃なお値段のものが多く、ご主人の目利きで、きっと質の良いワインを選んで仕入れているんだろう。
肩をはらず、気軽に買いに行けるお店だ。