First Aid – Premier Secoursのコース

ベルギーについて

私は昔ファーストエイドの資格を取った。救急の応急処置みたいなやつだ。

会社で申し込みをして受講したのだが、私はオランダ語ができないので、英語か仏語でお願いをしていたら、オランダ語圏のファーストエイドを英語でやってくれるコースがあり、英語で受講できた。

これもベルギーのややこしい所で、フランス語圏はCroix-rougeという団体で、オランダ語圏はRode Kriusと言う団体が、ファーストエイドを教えてくれる。

初年度で資格を取っても毎年、リフレッシュコースを受けないと資格が有効にならない。
で、毎年受講していたのだが、3年目に英語のコースが受講できなくて、期限が切れそうだったので、仏語のコースを取ってもらった。2年間オランダ語圏のロードクルスのコースを受け、3年目にフランス語のクロワルージュのコースを受講する、というベルギーならでは、アレンジの仕方だ(笑)
ちなみにフランス語ではPremier secoursと言う。

ここでびっくりしたのが、オランダ語圏とフランス語圏の赤十字社の教育の方法が全然違う。
学校もそうなんだろうな、と思う。

何が違うかというと、どちらのコースも救命処置の心肺蘇生は同じなのだが、ザクっと言うと、オランダ語圏は知識詰め込み型、フランス語圏は実践、という感じだ。

オランダ語圏でのリフレッシュコースだと、最初に学んだことの復習がメインで「通常の呼吸はいくつ?一番危険は出血はどのタイプ?血液の種類は?」みたいな質問が矢継ぎ早にされる。
あとは実践だが、フェイクの傷口に「この場合、適切は処置は?」みたいに前に出て答える形式。
机がコの字に配置され、先生が真ん中で、みんなが順番に答える学校形式だ。

3年目のリフレッシュコース、慣れたもの♪と思って前のノートを復習して挑んだら、まあ違う(笑)
先生も机の端っこに腰を掛けたり、歩きまわったり、で昨年、どんな経験をしたのか、みんなからの発表を聞いていく。気楽な感じだ。それから実践。これがなかなかすごい。ちょっとした劇場並みだった。

仕掛ける方が2-3人指名され、先生から役割と手順を聞き、その通りに芝居をする。
生徒たちが助ける側で、状況に応じて、対処する。必要なものは、先生にお願いする。
一人が薬物を誤って飲んでしまい、でも外に誰か頭から血を流してが倒れている(笑)、どちらを先に救助する?みたいな設定で、生徒たちも役者で「痛い痛い~」「助けて」って叫んでいるし、一人を助けようとしたら、もう片一方が文句を言ったり、初めて顔を合わせたメンバーでの即興劇なのに、なかなかの演技力だ。
先生は、この場合どうするか?と疑問を投げかけ、生徒が自分の意見を述べる。
時々先生は「でも、そうしたら、この場合はどうする?」みたいに生徒が自力で解答にたどり着けるよう、導いていく。

後で、それぞれの対応の仕方について議論する。
あれはよかったとか、この場合はこうするべきだった、とか。

で、この実践型も悪くないな、と思った。
何だか結構記憶に残っている。

中でもトイレで倒れている人を助ける場面で、生徒さんの一人がめちゃ上手かったが今でも記憶に残っている。ともかく、しゃべってしゃべって安心させ、落ち着かせ、話を聞く、という態度がすごかった。これはどんな状況に陥っても、大切だと実感した。

で、最終リフレッシュコースは終わり、最後のテストも合格し、終了証をもらおうとしたら、私の登録番号がない、という。調べたら、最初の2年はオランダ語圏のロードクリスで登録しているので、フランス語圏のクロワルージュでは登録されていない。
赤十字を訳しているだけではなく、実は全く違う組織なんだ。

はあ・・
面倒な国だ。

 

 

 

 

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