できないことを公表するのを嫌がる文化なのかも?って思った。

ベルギーについて

どこの会社もそうだと思うけれど、そろそろ夏季休暇を取る人が増えてきた。
特に日本企業の人は来週は日本のお盆休みになるので、日本人出向者の人はお休みを取る人も多いと思う。

最近一緒に仕事をしている日本側の担当者が、来週から休みになるので、いつからいなくなって、どこまでができていて、どこまでできていない、っていうのを確認しようと思い打ち合わせをセットした。

実は、私も休もうと思って(笑)、ここからここまでの間は誰もいないので、対応できませんーっていうメールを前もって出しておいたんだ♪
だから、このまま休んでしまっても大丈夫なんだけれど、一応日本の人が先にお休みに入ってしまうのでちょっとした引継ぎをして、今の状態を把握しておこうというのが目的だ。

その時、ふと気が付いたんだけれど、日本の人達は、いない時期をできるだけ少なくするために、誰がどこをカバーするのか、っていう所をめっちゃ気にする。久しぶりに日本の人と組んだので、ちょっと新鮮! それも、「ご迷惑を掛けたら申し訳ない」って言うが理由だ。

日本の彼女はでききれなかったことに対して、すごく罪悪感を感じているみたい?で、すみません、ここの部分が実はまだやり切れていないので、ここの所を、この日にちょっとチェックしておきましょうか?、みたいな提案をしてくれる。

いやいや、しなくていいよ!誰もいないよ、っていうメールを出したから。
休んで、休んで~。
自分のお休みはしっかり休んで、そんなサービス残業なんてしなくいていいよ~。

「でも、、もし、急ぎの案件とか来たら・・・」

だから、ここからここまでは誰も対応できません、って出したし、急ぎの場合は8月7日までに連絡してほしい、それ以降は19日以降の対応になります、って書いておいたから、急ぎの案件でもそれまでに連絡しなかった人の責任だからいいんよ。

「いや~でも、お休みなのでできません、ってひんしゅくかいません?
急ぎだから何とかならないか、っとか言われません?」

不安そう。

大丈夫よ。どちらにしても、他の会社もサプライヤさんも「担当者不在のため処理できません」って言ってくるし、いくら私たちが頑張っても次の人にバトンが移ったとたん、誰かが休みで処理できなくなったりするから。それに毎年そういう調子なので、ベルギーだけに限らず、欧州全般みんな慣れているし、夏季休暇時は仕方ない、って思ってくれる。この時期に「お休みです」っていえば、「そっかー」で終わるから。笑。

いつからいつまでいません、○○日までに連絡ください、っていうあのメールは、私にとっては親切心からの段取りのメール(笑)。ちゃんと数日前に全員に出しておいたし。
これがあれば、あ、連絡しとかなっきゃ、とか、あ、今日までに終わらせておこう、とか段取りできるやん。気を付かせてくれてありがとうって思われて当然だと思う。(自己肯定感が強い!笑)

もちろん、部署の中にすごいたくさん人がいて、交代で出社して常に誰かが対応可能、っていう状態が好ましいのかもしれないけれど、それができないのなら、無理をしてやろうとしないで、できないということをわかってもらう、っていうのが正しいように思う。欧州に長くいて、そう思うようになったのかもしれない。笑。

そんなこんなで、日本の人と話をしていて、日本って「できない」っていうことを公表するのをいやがる文化かも?って思った。日本人ってどこか完璧主義者なのかも。
それともお客様は神様精神なのか?

そうでない人もいるのかもしれないけど、一般的に頑張り屋さんなのかもしれないな・・・

 

とそんなことを考えていたら、めちゃ美しいクモを見つけた。
ねっ、すごくない?クモの糸までキレイに撮れた♪

この写真のすごいところ?は、実はこのクモ君、ちょうど巣を作りつつあるところ。
ちょっとずつ外側から網を作っていって、もうすぐ内側の網の部分ができる。
ジーっと見ていたら、どんどん網が増えていって、なんとなくワクワクする💛

嬉しくってどうしてもアップしたかった笑!

 

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