リエージュの南の方、ほぼドイツの国境に位置するBütgenbachという街にあるWorrikenと言うキャンプ場のような施設に行ってた。
小さな街だけれど、カーニバルで有名なマルメディ、スタブロが近くにあり、温泉で有名なスパ、サーキットでおなじみにフランコルシャンも近い。
マルメディ、スタブロ、スパ、フランコルシャンがフランス語圏に対して、ブートヘンバッハは名前からも想像できるが、ドイツ語圏だ。
この地図の赤い風船のマークの所が今回行った所。
ベルギーの面白い所はこの言語圏が入り混じる地域は、言語に伴う文化風習も少しずつ混じっている感じがする。ドイツ語圏だけれど、本物?のドイツよりはやや柔らかいフランス語気質も備え持っている。
特にこの地図の真ん中あたりに見えるリエージュと言う街はベルギーのフランス語圏の代表とも思われる仏語圏の中では大きな街だけれど、オランダ、ドイツに近接しているため、ピュアにワロン、と言う感じがなく、リエージュ大学においてはオランダの影響も大きく、どちらかというと斬新で自由な気質の大学だと思う。
今回行ったブートヘンバッハは、ベルギーでも少ないドイツ語圏だけれど、お店の人はフランス語も流暢で全く困らない。でもドイツらしい秩序が存在して、色んな意味でキチっとしている(笑)。サービスも心地よい。ちょっと車を走らせただけで、異国情緒が味わえる上、言語に困らない、というのはうれしい所だ。
近くのパン屋さんに行ったら、ドイツっぽいパンが並んでいて、私の知っているブラッセルのパン屋さんとは全然違う種類のラインナップなのにはちょっと驚きだ。
特にスパイスの入ったブラウンのパン、硬めの薄切りパン、など普段見かけないものが多くて、ややびっくり。それになぜかデかい(笑)同じベルギーやのに・・
Worrikenと言う施設の中にはかわいいバンガローが立ち並ぶ。おとぎの国みたいで素敵。バンガローの中は、簡単なキッチン、シャワー室、2階建てになっていて5-6名一緒に宿泊可能だ。敷地内には、ビーチ、テニスコート、カヌー、カヤック、セイリング、室内プール、スカッシュ、トランポリン、室内球戯場、アスレチックなど色んなスポーツが可能だ。小さい子供たちのいる家族、スポーツ仲間などで行くには最適な場所だと思う。
湖のほとりに位置しているので、湖の周りをサイクリング、ハイキングなど楽しめる。サマーキャンプらしい団体さんもいたし、ご家族でこらえてる人達もいたし、中のバンガローとかホテルは満室だったので、地味に人気があるんだと思う(笑)。
ここでドイツ語圏やな、と感じるのは、トイレに入った時かな?
便座が高い(笑)。
これは北の方へ行った時にも感じる。オランダ語圏の人たちは、だいたい背が高い。たぶんドイツ語圏の人も大柄な人が多いんだろう。
フランス語圏はどちらかというと小柄ではないか?そう思うのは、この施設内のトイレが私たちの通常の便座の高さよりやや高めに設置されているからだ。これは逆に日本に帰った時、便座が低くてびっくりすることに通じる(笑)。ずっと日本に居たくせに、なぜかこの高さに慣れてしまうと、日本でトイレに座ったらなんだかストンと落ちるような感覚を味わう。これもきっとベルギーあるある(笑)、ベルギー在住の方は「そうそう!」って頷いてくれていると思う。
で、ドイツ語圏、オランダ語圏に来るとトイレの便座が高めなので、やや足がぶらぶらする姿勢で用を足すことになる(笑)。特に私は日本人の中でも小さい部類、152cmしかない・・・
ともかく、Worriken,本当に近場で楽しめると思う。お勧めです♪
レストランも団体客も受け入れる事が出来るくらい大きく、調理場も充実しているので、見て―、ダム・ブランシュも豪華で、めちゃ美味しかった♪