この前、歩いていたら、溝の所に何か書いてある。
見にくいかもしれないが、これは足元。溝はどぶみたいな感じだ。
ここから海が始まっている。
だから物を捨てないで。
ほおー、なるほどね。この下水は最終的には海とつながっていて、この辺りに捨てたものは海に流れていく。だから余計なものを捨てたら海が汚れるよってい事を言いたいんだな。
まあたばことかよく捨てているし、ちょっとしたものとかはポイ捨てしやすい。
でも、近くにちゃんとゴミ箱も設置されているんだから、ここへ捨てる理由はない。
言い方がしゃれてるな、って思って気になっていた。
そうしたら、今日3月22日は世界水の日、らしい。
会社で一斉メールが届いていた。
皆で水について考えよう、アクションを起こそう、という日みたいだ。
ちょっと可哀そうなお話も載っている。
この鳥さんが山火事が起こった森へ一生懸命湖を往復して、この小さな嘴で、お水を運ぶんだけれど、他の動物たちが、そんなんじゃあ火事を鎮める事はできないだろう、ってあざ笑う。鳥さんは僕が出来る事をやっているだけだ、って言う。みんな鳥さんの様に自分の出来る事をやりましょう、という道徳的な物語なんだろうけれど、本当に啓蒙活動になっているんだろうか。
何だかちょっと悲しい。😢
でもこの小さな 1 滴が助けになる。これがこの世界で見たいと思っている変化です。 あなたもハチドリになれる。 あなたの行動が、どんなに小さなことでも、水の危機を解決するのに役立ちます。
と続く。
水の節約に関しては、欧州が厳しいと思う。
日本だと、「湯水のごとく使う」って言うことわざがあるくらい、日本だと水を惜しげもなく使うのが習慣だ。きっと、周りを海に囲まれ、真ん中に山があり川が流れ、素晴らしい自然の恩恵を受ける事ができた日本の国。お水は自然にもらえる資源の一つだ。
あまりにも当たり前すぎて、きっとその恩恵の大きさに気が付いていないと思う。
欧州では水は貴重だ。良い水が取れないので、自然とビールやワインと言った果物から取ったり、発酵させたり浄化させ飲み物を作る様になる。
食器を洗う時でも、日本だったら、一度洗剤をつけて洗ったら、水を流しっぱなしにしてゆすぐ、って言うのが一般的。欧州は水をシンクにためてそこでゆすぐ、というのが一般的。
最近は食洗器が主流だけれど、ちょっと前までは、シンクでゆすがれた泡だらけの食器(笑)を布巾で拭くのを手伝ったりしてた。
お風呂も一週間に一度、が一般的。後はシャワー。
これも食器と同じで、小さい手袋のようなタオルで、石鹸をつけてクルクルっと体を洗い、また同じくお湯をつけてクルクルっとふき取る。泡だらけの食器と同じ理論だ笑。
日本だと毎日お風呂が普通。まあ、気温が違うけれどね。日本の夏だったらお風呂+日中シャワーもあり得たな。
今でも、カフェに行ったら、お水の料金とビールの料金はほぼ同じだ。
逆に。日本だったらお水がタダだよって言うと驚かれる。
ということで、今日は溝の所にペイントされている、ちょっと洒落たフレーズを見たのを覚えてたら、同時に今日は「世界水の日」って言うお知らせが飛んできていた。今日はそんな日なんやー。偶然にもどちらも水に関係のあるお知らせだったのでびっくり。
ちっちゃな記事だけれど、ほんのちょっとだけ、水について考えてみました♪