Vive le Roi

ベルギーについて

7月21日は、ベルギーのナショナルデーで国民の祝日だ。

通常は、軍隊とか馬のパレードがあって、軍人の人達によるファンファーレが開催され、最後には花火で締めくくる、一日楽しめるイベントの日だ。
今年もコロナの影響で、残念だけれど、花火も中止になり、色んなものが縮小されている。

ベルギー人はベルギーが大好きでちょっと誇りを持っていて、歴史に詳しい。
何度か「ベルギーは1830年に、うんたらかんたら」という話を聞いた。
(いいなあ、ベルギーは歴史が短くて笑)

海外にいると、あーもっと日本の歴史を詳しく勉強しとけばよかった、って感じる事が多い。
あんなにベルギーの歴史を詳しく説明してくれるのに、こっちは全然うろ覚えで全然説得力がない。何年に何があって、それがどう関連してくるか、みたいなことをサラっと言いたい!
鎖国とその後の日本の歩みですら、上手に説明ができない。何年だったかも覚えてないし、歴史上の人物の名前さえ、え~誰だっけ?何の改革だっけ?あ~ここまで出てるんだけど…結局誰がいつ、何でどうしたがわからないので、何も話せない。情けない。トホホ。

でも以前のファビオラ王妃が日本の大皇后美智子様ととても親しい間柄で、交友が深かったらしい。これはちょっと自慢。私がベルギーに来た時はボードウィン1世とファビオラ王妃だったので記憶に残っている。素敵な王様と王妃様で、大好きだった。
あの品のよいファビオラさんなら美智子さんのお気持ちも理解してあげたに違いない・・とか想像は広がる。
洋の東西を問わず、女性は王室を自分の家族の様に語れる。笑)

で、今年はパレードを見ていないけれど、数年前は何度か見に行った事がある。
パレードは町の中を練り歩くので、パレードが通る場所に人が集まり、ちょうどマラソン選手が通る道みたいに公道に簡単な柵が設けられ、パレードの邪魔にならないようにしてある。

一度、シューマンの駅の辺りで戦車のパレードを見た。
中々本物の戦車なんて見れないし、その周りを制服に身を包んだ軍隊の人がシャキっと行進している。おお、すごい!!
それも、割と距離が近い。本当に目の前を戦車が走っている。
と、戦車の中から王様が!!当時はアルベールさんだった。

アルベール2世が手を振っている。
本当に目の前だ。こんな至近距離で王様に会えるなんて。

近くのおばちゃんたちも感極まる感じでみんな声をそろえて「Vive le Roi, vive le Roi!」と叫んでいる。

えっ!本当に言うんだ。「ヴィーヴ・ル・ロワ」って。

なんか、本とかで読んだ事はあるけど、実際に使ったのを聞いたのは初めて!
なるほど、こういう使い方をするのか。(多分、今後も使うことはないと思うけど☺)

 

 

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