移動式スピード違反取締装置

ベルギーについて
dav

ブラッセルの交通違反の取り締まりはなかなか厳しい。と思う・・

駐車違反は、すごい勢いで取り締まりが来る。
ブルーカードだったり、コインだったり、住民カードだったり、駐車費用を払っている証明する方法は色々あるが、どの場合も忘れたら、速攻、違反切符が切られている。

本当に「速攻」なのだ。駐車した時は誰もいない、のどかな(?)光景なのに、30分後には切符を切っているおじさんがどこからともなく現れている。どこに潜んでいた?

私の家の前の道は、住民カードがあれば駐車を許可されている道なので、住民カードを出しておけば安全だ。住民カードはコミューンで申請し、住んでいる証明とがあれば1家族1年10ユーロで取得できる。
悪くないシステムだ。

それでも、時々修理中とか、車の買い替えとかで、違う車になった時、ふと油断してこのカードを出し忘れる。いや、出しても車番が違うから、事前のお知らせしておかないといけないのだが、それを忘れる。
一度切られると、IDカードを見せて、車の購入の証明書、住民カード、全部そろえて警察へ訴えても、泣きついても、絶対取り下げてくれない。家の前の駐車できる場所なのに、泣く泣く駐禁代を支払った事もある。😢

その上、ベルギー政府はスピードには特に敏感で、10Kmオーバーで53ユーロ、そこから1Kmオーバー毎に加算されていき、30Kmオーバーで400ユーロ近くまでいく。30Kmオーバーなんて、意外とすぐ行ってしまう。怖い怖い・・・
怖いしビビッているくせに、なぜかスピードを出してしまうベルギー人。みんな自慢のごとく、山ほど違反切符を貯めていたりする(笑)こうやって政府の財政改善に貢献しているのか・・・

ところで、最近、ベルギーのポリスは、すごい最新兵器を投入した。
移動式スピード違反取締装置だ。

レーダーのある場所もそこそこ知れ渡り、みんなレーダーの辺りはスピードを落とし、スピード違反に罹らないようになってきていた。
ネズミ捕りのある場所もだいたい似たような所なので、運転手さんたちはそのあたりはちょっと徐行して、様子を見ながら走る。最近のナビだとレーダー情報も組み込まれている。

そんなこんなで、ポリスも違反取締による収入が減ったのだろうか(?)最近この移動式のスピード違反取締装置があちこちで出没している。
街中の風景にうまく溶け込み(?)、違反者の写真を撮り、1-2週間で次の場所へ移動していく。
これのすごい所はカメラが90度の角度に2台搭載しており、どちらの方向から走ってきた車も捕らえることができる。
がっしりした胴体は、運転の荒いベルギー人たちがぶつかったり、擦ったりしても耐えれる構造になっている(笑)。

これはなかなかの優れもの。
普通の道なので、つい、スピードを出してしまう。
街中の車の間にいたり、繁みにいたりして、あっ見えた!と思った瞬間通り過ぎてしまう。
おお、気をつけなくちゃ、と思ってたら、場所が知れわたる前に、次のターゲットを狙いに移動するのだ。ムムム。オヌシ、なかなかやるな!

でも、繁みの中にたたずんでいる姿を早い時期に見つけた時の喜び!何なんだろう、この感情は(笑)
おお、今週はこんなところでお仕事かい、って声をかけてあげたくなる。
このたたずまいに、何となく親しみを感じさせられるのは、私たちだけかな??

 

 

 
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