2年ほど前に「デルタ病院」が新しく設立された。
元々はエディス・キャベルとパーク・レオポルドという二つの病院が存在していたのだが、それを統合し、新しく大きな病院をブラッセルのオーデルゲム地域に設立した。
なので、中で働いているお医者さんとか看護師さんは主に、エディス・キャベルとパーク・レオポルドからきている。
エディス・キャベルは、ユックルにあって、スノッブな客が多く、高額な診療料で有名?になった病院だ。
パーク・レオポルドは、シューマンの辺りにあって、こちらは病院、というより診療所という感じで、あまり大きな手術もなく経過観察の患者さんが多かったようなイメージがある。
どちらも、ユックル、シューマン、と貧困層ではない、質の良い?患者が集まりそうな所に病院があった。そのためか、診察料は他の大学病院に比べてやや高めな印象だ。
その富裕層の客層、いや、患者層をそのまま引き続いているせいか、このデルタ病院もちょっとおしゃれで、きれいな病院だ。診察料も高そうな気がする。本当はどうなのか、実際ここで診てもらったことがないので、知らないけれど。(知らんのかい!)
この中にTastyというカフェがある。
このカフェが素敵だ♡
病院の中にあるので、雑貨屋さんを兼ねたカフェ、っていう印象だ。
どこでも病院の中の喫茶店、っていうと、シンプルにお茶を飲める場所、という位置づけだと思うけれど、こんなおしゃれな病院の中のカフェって珍しい。
きっとこの病院に来る少しゆとりのあるお客さん、いや患者さんとその家族をターゲットにしているのだろう、全体的にお値段は高めな気がする。
病院の中にあるけれど、外から行くのも全然問題ないし、スペースもしっかりとってあり、レストランも兼ねた広いカフェだ。子供むけのおもちゃ、本類、トラクターの置物、雑貨類のごちゃごちゃした感じは嫌いじゃない。雑貨類のセンスがいい。
それにダンドワのビスケット、マルコリーニのチョコレート、クスミティ、高級ジャムの数々、と中々のメーカーものが軒を連ねている。この「おざなりでない感じ」も好きだ。
病院の雑貨店は、あまりかわいくないぬいぐるみ(笑)だったり、簡単に買える飲料水だったりおいてあるところが多い。お見舞い品、忘れたから買っていこう、と思い立って買える場所なので、あまり洗練されたものと出会えることがないのが普通だ。
この雑貨に囲まれながら、お茶をしたんだけれど、ここなら落ち着けるし、ゆっくりできる。
病院の患者ではないけれど、時々来てもいいな、って思った。