日本の公共交通機関の発着時間の確さは、世界の群を抜いてすごいと思う。
全く時刻表通りだし、数分遅れただけでお詫びのアナウンスが入ったりする。
その足元にも及ばないベルギーのいい加減さだ。
こっちだと30分遅れても、何も言わないし、乗客の方も電車が到着してくれただけでも「あ~よかった」ってホッとするくらい。
下手したら10分くらい早めに出てしまったりするので、こっちのミスではないのに、乗り逃したりする。
時刻表なんて、目安にもならない。
時刻表に提示されている時間に来ることの方が珍しいのではないかと思うくらいだ。
そうそう、一時、メトロの時刻表が変わった。
時刻表は、例えば10時の所に、5分、12分、17分 32分、みたいに何分に電車がくる、という数字が書かれているのが普通だと思う。
これが、10時の所に、真ん中あたりに「10分毎」と書かれていて、11時の所には「15分毎」って書かれている。まあ最悪15分待てば次が来るよ、と言いたいのだろう(笑)
ところが、このざっくばらんなベルギーで、大活躍の素晴らしい発明を見つけた。
リアルタイムだ。
仏語で書くと「temps réel」
私はStibというブラッセル市内のメトロ、トラム、バスだけでなく、DeLijn という郊外バスも利用しているので、StibのTemps Reelに加えて、このDe LijnのRealTimeも持っている。(自慢気?)
これは、現時点で、車両がどこを走っていて、何分後に到着するかを提示してくれる。
これでもう時刻表なんていらない。(いや、もともと役に立ってなかったし。)
携帯で、何分後に着そう、ってチェックしてどの路線で行くかを決めたりできる。
会社を出る前にリアルタイムをチェックしてから、会社を出ると、来ないバスを待たなくてもいい。
いや、本当に時刻表の時間に来ないし、2、3台一緒に来るし、急にキャンセルされて、来なくなるし、バス停でどれだけ待たされたか。
これは便利!
いいアプリを作ったものだ。
このリアルタイムはアッという間に広まり、今はメトロ、バス、トラムの駅、どこにでも表示してある。ウェッブでもチェックできる。
リアルタイム、これは日本にない。
もしかして、日本より一歩先をいってるんじゃない?!(ムフフ!)って思ってふと気が付いた。
日本は、電車もバスも時刻表通りに来るから、必要ないんや・・😞