久しぶりにクイックに行った。
ベルギーでファーストフードのハンバーガー屋さんというと、マクドナルド、バーガーキング、クイックだろう。中でもベルギーはクイックが強い。
店舗の数も多いし、人気も高い。うちの娘たちもクイックファンだ。
何がいいの?って聞いた事がある。ポテトが美味しいらしい。あと、中のソースだったり、お肉だったりバランスだったり、まあ、小さい頃から食べなれた味だからじゃないか?と予想する。
最近は、どこもパネルで注文する形式になっている。
これは購入する時にレジの所で並んで注文するのではなく、パネルでほしい商品を選んで打ち込んでいって、支払いまで済ませる。出てくる番号を持ってレジで自分の番号の袋を受け取る、と言う形だ。
ここ数年でどんどん出てきて、今はパネルでない所はないんじゃないかと思う。
日本はどうなんだろう。最近行っていないのでよくわからないけれど、まだ接客係の店員さんがいそうな気がする。
パネルの便利な所は、ゆっくり選べることができる点だ。
レジのお姉さんの前で「えーっと、ジャイアンツに、えっ、あ、マキシ・メニューで。それと、飲み物はコーラで、チキンウイングを2つ、それから・・・」って考えながら注文するのってなぜかちょっと焦ってしまう。
後ろに人が並んでいる場合はなおさらだ。
なんだか早くしないと、って思うと、ついいつもと同じものにしてしまう。
その点、このパネルで選択していくのは誰にも迷惑が掛からないので、ゆっくり選べるし、ちょっと冒険もできる。間違えてもやり直しが効くし、後ろへ戻ったり、次に進んだりも自由だ。
なので、注文の時は気が楽なので、結構好きだ。
難点は慣れるまで、ちょっと戸惑う。どこのタイミングでメニューにするのか、どこまでが価格に含まれていて、どこから追加料金なのか、わかりにくい時がある。また選び方によったらお得な方法とかもありそう。
これはちょうどコロナの前くらいにぼちぼち出てきていたが、コロナの間に一挙に広まった感じだ。
私の記憶だと、マクドがこの機械を導入したのが早かったんじゃないかと思う。
まだコロナの「コ」の字も出ていない頃、他のクイックがまだ人対応の時代にすでにパネルがあった。
これだと、顔を近づけて大声でしゃべらなくても注文ができるし、接触の時間も短縮できる。
密を避ける、対面の応対はなくなる、コロナ対策にこのパネルは優秀だ。
待ち時間も短縮されるし、雇用も少し少なくてすんでいるように思う。
時期的に良かったと思う。
ベルギーって昔ながらのカフェとかバーも大切にして、古いものを大事に使う反面、こういう効率を目指す機能を意外と早く取り入れている気がする。
順応性が高いのもベルギーの特徴だ(笑)