日本がゴールデンウイークの話題で盛り上がっている頃、欧州でも休みが続いていて、休暇を取る人が多かった。それに、この休暇の最後のほうは、珍しくめちゃくちゃ天気が良かったので、ちょっと遠出している人も多いと思う。
休みが続く、と言っても５月１日（水）がメーデーでお休み。でも水曜日に休みになる、ということはそのあと、木、金、と休めばちょっと長い休みになる。その前の月、火を休んでも同様だ。
その次に５月９日（木）がアソンションという、キリスト関連のお休みだ。
これは木曜日なので、かなりの人が金曜日も休暇申請をして長い週末を楽しんだと思う。
それもちょうどフランス語圏の学校はちょうど５月１３日まで２週間の春休暇だ。
これは両親としてもお休みを取ってみんなで出かけよう♪って流れになるだろう。
こっちの休暇の取り方は、日本では考えられないくらい簡単だ。
「休暇申請」すればよいだけで、申請は「お願い」ではなく、はたまた「お伺いを立てる」こともなく（笑）、「お知らせ」だと考えてもらうとわかりやすいと思う。何も言わずに休んだら、さすがに迷惑なるかも、という「気遣い」だ笑。
有休は最低２０日間、会社によってもう少しもらえるところもあるし、勤続年数によってもう数日プラスされる場合もある。前も書いたけれど有休は100％消化が必須なので、時々こういうところで休んでおいた方が、あんまり固めて3週間とか休まれるより良いくらいだ。
病欠は有休とは別に取れるので、時々、長い休暇を取った後、疲れが出てそのまま病欠に突入する人も良くいる。20日間の有休に病欠が年間で10日みたいなのが一般的かもしれない。
で、こういう休みの場合、一応、部署内とかでは、みんなちゃんと前もって「私、今度5月10日、休むからね。」ってお互い自分の予定を「お知らせ」し合う。「お休みを頂きたいのですが」ではなく「休むよ」方式だ。笑。
「あー私も休むよ。」「そう、誰か出社の人いるの？」「いやその日は部署の人みんな休暇よ。」
みたいなケースはめちゃめちゃある。
日本だと想像するに、「いや、全員いなくなったらマズイやろー。誰か出社するようにしなくちゃ」とか「いや、その時にクライアントから連絡がきたらどうするんだ？」とか「その間、依頼があったら誰が対処するんだ？」とか、上司とかその辺の人達に阻止されそうな気がする。笑。
欧州的対処法は、「じゃあ、サプライヤさんとのミーティングは休み明けにセットしなおすわ。誰もいないので翌週にしてください、っていうメール出しておくわ」とか上司も「部署会議は延期の案内出しておいてね。」とか「この日は作業できないっていうメールをちゃんと出しておいてね。」とか、クライアントとかサプライヤに迷惑をかけちゃあだめだー。ここまでは考え方は同じ。ただし、だから誰か対応しなくちゃ、みたいな方向にはいかず、できないことをお知らせする方向へ行く。良い風に言えば、従業員の権利が優先。
ということで、この日は作業できない旨のメールをみんなに出して、「現在不在です。」というOut of officeメールを設定し、皆さん木曜日から日曜までの長い週末を楽しむっていう流れだ。
ということで、きっとお休みを満喫されたのでは、と想像する。
それにこの作業に慣れているのは、実はこの類の休みがやたら多いから（笑）、というところにもあると思う。2月のカーニバル、3月のイースター、この5月の飛び休、7，8月は一般的な夏休みで、皆さん長い休暇を取る人が多い。それから11月にも同じ感じの飛び飛びの休みがあり、12月のクリスマス、と続く。
つまり日本のお盆休みに加えて、このゴールデンウィークの休みが年4回ある、と想像してくれるとわかりやすいと思う（笑）
休み明けは、みんなどこへ行った？っていう話題で盛り上がる。
みんなあそこへいった、ここへ行った、こんなことがあった、っていう話を聞いて、おお、来年はそこに行こうか？とか、なるほどね！とか、その経験を参考にしたりする。
そんなみんなの旅行談議をよそに（笑）私は、といえば。
どこへも行かず、おうちでまったり過ごしました💛。
というのも、実は「涙の女王」にハマって（笑）、休暇中に16話、全部コンプリートしました♪
これって、すごくない？
めちゃよかったか、というとどうだろう。つい見てしまう。というか、韓国映画特有の、次を見たくてクリックする手が止まらない？って感じ？
時々、何かにハマる。
涙の女王は、キャラがいいし、美男美女の主人公、悪役がはっきり悪役だし、楽しかった。
ネットフリックスの中でも評価は良い。
強いて言えば、最後はまあ、そこまで物語を作らなくてもよかったんちゃう？って感じ笑。
見たい方は是非♬
