Low emission zone -ブラッセル超低排出ゾーン規制施行

ベルギーについて

ブラッセルだけではなく、アントワープ、ゲント、とベルギーの主要都市がLEZ(Low Emission Zone)に指定され、古いタイプのディーゼル車の乗り入れが禁止となった。
ブラッセルのLEZのゾーンは下記の通り、ほぼ全域だ。

超低排出ゾーン規制自体はロンドンとかでもう実施されてきているので、もう既にご存じの方も多いのではないか。
ブラッセルでも実は、今年の1月から実施されていたのだが、罰金制度の実質運用は少し猶予をおいて今年の4月の開始、ってなっていた。ところが色々あって7月まで延期されたらしい。
いや、また外からきてブラッセルに入れない、または入ったら罰金、なんてなったらそりゃあ文句もでるわ。多分、4月にやろう、ってしたらあちこちから文句が出たんだろう。
健全な市民としては、勝手に罰金制度なんて決めてもいいんかい?って言いたくなる。

でもさすがに3か月の延長後、7月には罰金制度が実施されるみたいなので、概要を知っておくことは大切だ。

数年前から、2022年にはディーゼル乗れなくなるのは周知の事実で、中古車売却、購入にも影響を及ぼす。ベルギーでは、中古車を売るのもそこそこ面倒だ。自分で車を売却目的の車検を通して、「カーパス」をゲットしないといけない。「カーパス」というのは、「この車は売却に値する価値がある」って言う政府からの証明みたいなものだ。まあ、それで車を買ったわ、乗れないわって言うアクシデントを避けるという意味では悪くはないと思う。

このカーパスを取得するときにディーゼルの規制も書かれていて、古いディーゼルは廃車にするしかない、っていう方向へ行かされるんだろう。

で、とりあえずの問題として、私の車はいつ頃ブラッセル市内を走れなくなるんだろう?一応、ちゃちゃっとチェックしてみたけれど、今の所まだ問題なさそうー。よしよし。

ところが、お友達の車がディーゼルでこの乗り入れ禁止タイプの引っ掛かるらしく、ブラッセル市内に行けないよ、って言ってた。そっかー。そういう人も出てくるんだ。急に現実味を帯びてきたので、少しネットをつまみ読みしてみた。

今までは、超低排出ゾーンに間違えて入ってきていても、警告だけで済んでいたけれど、7月以降は罰金対象になる。

海外から乗り入れの車は事前申請が可能なので、乗り入れ許可書を携帯する。申請書を持っていないと罰金対象になる。

もし規定外の車でブラッセル市内に来てしまったら、カーシェアリングとか、公共交通機関とか自転車とか、代替え方法でブラッセル市内を楽しんでもらう。丁寧にどこに駐車すればよいか、とかも書かれていた。(本当に、入るな!って感じなんだ。笑)

基本、ディーゼルはダメなんだけれど、ガソリン車でも古いタイプで排ガスが規定以上でるやつもダメなのがあるので、事前チェックが必要。ウェッブから車番をいれるとその車が規定内のものかどうか、簡単チェックができる。
もちろん例外はあって、緊急車両とか、障碍者用に作られた車両とかは例外で認められている。まあ、そうだろう。なるほどなーって感じで読んでいたら・・・

その例外にリスト中にクラシックカーも入っていた!!

これは、ちょっとびっくり。
30年以上たったビンテージカーは、例外の対象になるらしい。

確かに、たまに、ほんまに動くん?って思うような車を見かける事がある。欧州人のクラシック物に対する愛情の深さを垣間見た気がする(笑)

政府は、古い車を所有している人たちに、新しい車両を購入する場合は、ある程度の手当を支給するって書いてあった。ほう・・・やるやん。ブラッセル。
そうやって古い車を入れ替えて行こうとしてるんやねー。
どの場合はいくら支給されるって言うのが細かく書かれているので、興味ある方はご参照ください。https://lez.brussels/mytax/en/alternatives?tab=Primes#Particuliers

古い車は、廃車にするか、転売するか。
ただしブラッセル以外の所で売ってね、という注意書きが付いていて笑ってしまう。

で、ベルギーの面白い所は、この政策はワロン、ブラッセル、フランダース、それぞれの地域で微妙に違う(笑)ので、その地域の法律に従ってね、って書かれていた。

統一できないベルギー・・・・(笑)

ブラッセルでは罰金、だけれどゲントだと、課金システムだったり、色々違う。でもブラッセルからゲントなんて車で3-40分の距離だ。でもその中で微妙に違う法律が存在する。

面倒な国だ・・・

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログ ベルギー情報へ

にほんブログ村 外国語ブログ フランス語へ
にほんブログ村

ブリュッセルからボンジュール - にほんブログ村

タイトルとURLをコピーしました