迂回路多くない?

ベルギーについて

最近、あちこち工事が多くて、バスが通常の通りを通らない。
日本でこんなことってあったっけ?ってちょっと思った。
まあ一歩譲って、私の記憶にないだけで、工事のせいで迂回路を通っていく、っていうケースは、ありえるかもしれない。
でも、こんなに頻繁に、それもかなり長い道路を迂回させられるってことはなかったような気がする。

ともかく、平気で迂回路を走る。

メトロに乗っていたら、突然おろされて「ここから走れないので、上に上がってメトロバスで乗り継いで下さい」ってアナウンスがされ、そこからは上のバスに乗らないといけない、っていうのは何度も経験した。

バス停も通常のところにないので、少し違った場所までいかないとバスに乗れない。
ちょっと前は私の愛用している34番のバス、ショセ・ド・ワーブルがサンジュリアンの辺りから、スブラン通りに向かう長い道のりが片側通行止めになっていたことがあって、その道路も走れないし、その道路上のバス停には停車できない。なので、バスは平行して走っている一本向こう側の道路を走っていた。それもバス停3,4個分は向こう側の道路へ移動していた。これは知らない人はわからんやろー。

でも、その工事が終わったと思ったら、今度はサンジュリアンから反対側、ジェネラルジャック側が片側通行止めになり、こっちはもっと面倒で、ハンカーの前は停車できず、メトロで1駅上のペティヨンで止まり、ジェネラルジャックの手前で合流。メトロ1駅分違ったら、途中の2駅で乗り降りする人は絶対乗れない、無理やん、って思うんだけれど、すごい長い迂回路だった。

それで通常バスが走らない道路をバスが走るので、通常より渋滞がひどいし、道幅も十分でないし、曲がるところもちょっと他の車に譲ってもらったりしながらカーブを切ったりするので危なっかしい。

今はシューマンの交差点が工事中でメトロはシューマンに停車できない。
バス停もあちこち変なところに移動させられている。

しかし、ベルギー人はこの面倒さ、この考えられないような迂回路にも文句ひとつ言わず、しれっとしたがっている。まあ文句言っても仕方ない、って思っているのかもしれない。
ともかく、何もないよりマシ。何とかしてくれようとしている努力は認めようって感じかな?

と、そんなこんなで急に決められたびっくりするような迂回路や、突然の道順の変更や、メトロバスの運行にもかなり慣れっこになって、仙人の悟りを開いたくらいの域で動じなくなっている昨今(笑)

この前日本に行った時。日本でも公共交通機関を愛用していて、あちこち移動するのに市バス、市電を使っていた。さすが、日本。電車バスは時間通りに来るし、乗降口もはっきりしているし、ちゃんと並んで待っているし、お行儀のよさには、いつも感心させられる。

よく神戸駅のバスターミナルを利用しているんだけれど、ここは道路が丸くなっていて、いろんな番号のバスが発着する。ターミナルに到着すると、すでにバスがいた。
おお、いいタイミング♪って走ってバスにかけ乗った。

良かったねー、とか今日はどうだった、とか主人としゃべりながら、ふと外見ると・・・・あれ?っ、いつもと道が違くない?
主人も、ん?ほんまやなー。めずらしい迂回か??
ふたりでしゃべりながらボーっと景色を眺め、ん?ん?って疑問には思っていたんだけれど仙人の心が体を動かさなかった笑。

次のバス停に到着した時。

あきらかに、これは違う!
そう、慌ててバスを間違えた。笑。

一つ目のバス停では、あまりにも事実の認識が遅すぎ、仙人の心が行動を阻止した?ため、間に合わず笑。仕方なく、2つ目のバス停で降りた・・・・

そう、ターミナルは丸くなっているので、隣の番号の停留所に止まっているバスと区分けがつきにくく、日本に長くいなかったのでその感覚がやや鈍っていたのと、慌てて飛び乗ったので、あまりちゃんと確認しなかったからだ。

原因はわかったけれど、日本はバス、一度降りると次乗るときにまた210円、かかる。
なんだかもったいないー。主人と二人往復だと840円の損失だ。大きい・・・

あまりにも迂回路が普通のベルギーになじみすぎたのかも。笑。
悔しい。

 

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