16代目京都人大文字ミヤコの素敵な京都ライフ

思うこと

最近、「16代目京都人大文字ミヤコの素敵な京都ライフ」っていうユーチューブを見つけて、結構気に入っている。京都人のミヤコさんと大阪人のミチヨさんの掛け合いがめちゃ笑える。

京都文化的に諭すように話をもっていくのだが、直球で裏の意味を解さない大阪のミチヨさん。笑。
ミチヨさんは常に我が道を行く大阪人でずけずけ好きなことを言って、一人で突っ込みを入れてハッピーなのだが、伝わらないミヤコさんがいらいらしたり、深読みしすぎて自滅してしまったりする。

早く帰ってほしい時に
京都人は「もうはよ、帰りなはれー」とは言わず、「あ、お茶、もう一杯いかがどすえー」

ところが、ミチヨさん、そりゃあわからへんわなー。もうそろそろ帰ろうかな?と思ってたんだけれど、え、お茶出してくれるの?
「え、ほんまに?ありがとう、いただくわー。ミヤコさん所のお茶、美味しいねん!」

ミヤコさんは再度挑戦、これならわかるやろーと

「いただいた虎屋の羊羹があるんやけど、食べはる?」
そんなのわかるわけない。笑。

「虎屋の羊羹、めっちゃ好きやねん!」と、喜んで食べるミチヨさん。

下に本音の字幕が入って、「帰れ~」笑える。
コメント欄には字幕がないとわからん、っていうのもたくさんあって(笑)、京都人の遠回しな言い方がわかりにくいっていう意見もまあまああって、それも笑える。

 

でも何が気に入った、って、ミヤコさんの京都弁のきれいなこと
昔、よく聞いたあのイントネーション。

まあ、そろそろ疲れてきたのかもしれへんけど、おきばりやすな~。

ご近所さんもそない厳しいこといわれへんさかい、心配せんでもええよ。

せやけど、ごめんえー。

そんな優しい言葉をミヤコさんのおっとりしたリズムと声で聞ける。

もう一つは、ミヤコさんの本音の心に同意してしまう私がいる。笑。
あーわかるわー。って思うところがいくつもある。
何か返事しないといけないんだけれど、どうやって言ったらいいんやろー、って思う事とか、えっ、それってどういう意味?そのまま受け取っていいん?って思う事とか。

逆に海外にいて違う言語でしゃべっている時に思う事が多い。不思議だけれど。
英語や仏語なら何でもずけずけ言っていい、っていうのは間違った認識で、みんな気を使ってしゃべっている。特に英語だと、みんな母国語ではないので、わかりやすいようにしゃべる、というのはあるんだけれど、それとずけずけ言うのは別物で、エチケットを守った話し方は必要だ。

なので、どうやって言ったら相手の心情を害さず、こちらの言いたいことが伝わる?とか。誤解なく伝わる?って考えることがよくあって、ミヤコさんの本音、わかるわーって思う。

 

そんな、あーわかるわー、って思う感情の他に、小さいころの思い出も混じる。

小さい頃、おばあちゃんが呉服屋さんをやっていたので、その頃よく、問屋さんが京都から来ていた。時々お茶を出したり、お菓子を出したりしていた。

問屋さんのおじさんは「いつもおおきにー。またきまっさ」と言って帰っていく。
その時に小さな子供にもちょっと声をかけてくれたりする。
「あっこちゃんも、勉強きばらなあきまへんで。おっちゃんみたいになりますよって。笑」とか、「今日はえらいおとなしおますなー。」とか・・

いつも問屋さんが帰る前におばあちゃんから「おおきに~しいよ~」って言われてたのをすごく覚えている。

おばあちゃんも「ほなら、おおきに~、さいなら。」

みたいな挨拶をしていたと思う。

そんな今の感情に似てるな?って思うのと、昔々のことをちょっと思い出して、何となく懐かしい気分になった。

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