日本航空 機体炎上“全員脱出”

その他

年明けの元旦から日本航空の機体炎上と、石川県能登半島を襲った震度6の地震、と悲しいニュースが続く年明けとなった。
地震の揺れは少し収まったみたいだが、まだ多くの行方不明者がいる中、道路は遮断され、電気も水もなく、この寒空の下で数日を過ごさないといけない人達の事を思うと本当に胸が痛い。早く救助の手が届く事を祈るばかりだ。

また、命が助かったとしても、失ったものが大きい方も多くいらっしゃるだろう。生きていくために生活を続けて行かないといけない。その苦労も計り知れないと思う。

本当に痛ましい・・・

JALの航空機衝突事件の方は、これはすごいと思う。
こちらも痛ましい事件ではあったけれど、JALの旅客機の乗客員が全員助かった、というのはすごい功績だと思う。

この燃え尽きた機体を見て、乗客が助かった、なんて想像できるだろうか。

これは世界各国のメディアが賞賛している。
どうやって脱出したんだ?

Japan jet crash: How crew pulled off flawless evacuation from plane inferno
Leaving valuables behind was a "major factor" behind the evacuation of 379 people as fire engulfed the plane.

このBBCの記事の表題は

乗客らは乗務員の指示に従い、手荷物を持たずに炎上する旅客機の非常口へと急いだ

抜粋すると、

この貴重品を見捨てる、という単純な行為が避難速度アップにつながった、と航空専門家らは述べている。516便では全員が生き残り、煙が充満する機内からの完璧な脱出は世界を驚かせ、多くの賞賛を集めた。航空専門家や業界専門家らは、厳しい訓練を実践した機内スタッフと、安全規定に従った従順な乗客のおかげだ、と語った。

「私が見たどのビデオでも、荷物を持って地上に降り立っている乗客は一人もいません…もし人々が機内荷物を持ち出そうとすると、避難が遅くなり本当に危険です」 」とロンドンのグリニッジ大学の防火工学グループのディレクターであるエド・ガレア教授は語った。

という感じで、本当にすごい。

もう一方の海上保安庁の航空機に乗っていた6人については、能登半島地震の対応のために搭乗していたらしい。そう思うと、地震対応のためお正月返上で仕事をしたのに、その中の5名が事故のため亡くなってしまったのは、本当にこちらも痛ましい事故だと思う。

このBBCの記事は延々と続いていて、いかにクルーが訓練を怠らず、また訓練通りに成果を出せたか、とか、飛行機自体が過去の経験から動線などの改善を実施してきて、できるだけ早い時間で脱出できるように工夫されている、とかでもその中で日航は安全に関しては世界のリーダーだ、とまで言っている。

何となく、日本が賞賛されるとうれしくなる。
乗務員の指示が(きっと訓練通り)的確でわかりやすく伝えられ、乗客もわがままを言わず、我も我もと我をださず、それに従ったんだろう、と想像できる。さすが日本やな!

で、日本の記事を読んでみると・・・

んん。
日航、がんばったね!的な称賛の記事が少ない。
そうなんだよなあ、日本の記事って割と卑下していたり、誰かが何もしなかったからだ、とか何も指示が出なかったとか、他人を批判する記事が多くてちょっと、気持ちが沈む・・・
まあ、これからは原因究明とか、なぜこの事故が起こったのか、という所へ焦点が当たるので仕方がないか・・・

仕方がないけれど、でも世界は賞賛しているよ!

 

 

 

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