また、大使館から【安全情報】年末におけるテロ・犯罪被害防止に係る注意喚、という恐ろしい表題のメールが届いていた。これはクリスマスマーケットの時期になるので、人が集まりテロの標的になる可能性があるので気を付けてください、って言う内容のものだ。
過去にヨーロッパ内のクリスマス・マーケットにおいて、
この記事を読んで、ふと気が付いたんだけれど、もちろんクリスマス、人の集まる所を狙った、って言うのがあるのかもしれないけれど、結構宗教関連の理由だったりする。宗教関連の施設が狙われたりする。
日本って宗教に対する認識が低いと思う。もちろん、仏教や神道、って言った認識はあると思うし、創価学会みたいに熱心な信者もいるのは否定しない。でも、欧米だと、宗教に対する執着心?が本当に深い気がする。
私も日本人なので、希薄な情熱(笑)しか持ち合わせていないので、うまく語れないかもしれないが。
ベルギーだと、子供たちが小学校に行っていたころ、授業で宗教が選べた。まあ授業に宗教がある、って言う時点で、びっくりなんだけれど。
入学式くらいの時に紙をもらい、希望の宗教に〇をつけてまた返却する、という形だ。宗教の中はキリスト教、プロテスタント、イスラム、そんな感じだったと思う。そのどの宗教にも当てはまらいという人は「道徳」が選択できた。
もちろん、私の所はお姉ちゃんも妹ちゃんも、両方とも、キリスト教でもないし、イスラムでもないし、結局無宗教の「道徳」の授業を取った。
キリスト教とかイスラムとかだと、キリストさんの生誕からの歴史みたいなのを学び、こんな良い言葉を残された、って言うのを学ぶんだけれど、多分キリスト教とイスラムでは、微妙に歴史が違うから一緒にできないんだろう。
道徳は日本の道徳に近い感じで、他人を思いやりましょう。差別はいけません。良い行いを進んでやりましょう、って言う感じで、特にキリストさんの歴史を学ぶ必要がない。
二人とも、道徳で十分♪って言って、楽な授業を取っていた。
ところが、娘ちゃん達は、中学、高校がミッション系の学校だったので、今度は完全にキリスト教の授業になった。小学校の時には全く受けてなかったので、分厚い聖書を前に、二人ともちょっと参っていた。キリストさんのステキなお話やん、がんばれ!って応援してあげたのを覚えている。笑。
そう、もう中学とかになると母は応援しかできなくなる・・・・
何だか最近の傾向では宗教の時間にとって代わって哲学をやる、って方向に向かっているみたいだけれど、娘ちゃん達が学校に行っていた頃は、完全に宗教だった。
面白いと思う。日本だと、仏教の授業?ないよなーって思っていた。
でも、日本人としては、どの宗派がどんなで、自分の宗派が正しい、なんて主張する気も毛頭ないし、誰が何の宗教を信じようとも気にしていない(笑)
日本にいて、仏教って言われても、それ程影響されるような書物もなかった気がする。
うーん、仏様のお話ってあったかなあ?孫悟空?ちょっと違うか。アマテラスのオオミカミ?笑。
でもその小さい頃読んだお話から刷り込まれたのは、神様がたくさん存在していて、その神々が助けてくれる、笑。家は仏教でお寺のお坊さんがお経をあげに来てくれ、冠婚葬祭には神様が出てきて、それも山やら海に神様がいて、それぞれ都合に応じて助けてくれる。みたいな都合の良い宗教観(笑)それと悪い子は地獄に落ちる、とか蜘蛛の糸とかもあったな。
どちらかというと道徳観を盛り込んだお話の方が多かったような気がする。
お寺さんにもお参りするけれど、神社にも手を合わせてお賽銭をあげる。
クリスマスもお祝いするし、ハロウィンも楽しむ。何でも受け入れるのが日本人だ。
きっと神様があちこちに存在する、って言う世界観を持っているからだと思う。
それが海外に出ると、この宗教の違いで戦争まで発展する、すごい影響力を持つものになる。
多分、この辺りの宗教に対する思い入れは理解できないと思う。
そんな自由自在の宗教観を持つ人って、日本だとまあ、当たり前?そうだろうな、って思えるけれど、海外だと珍しいのかもしれない。
何となく宗教の重さに違いがあるな、って思った。