日本人ってどう見えてる?

思うこと

この前会社でチェコだったかな?その辺りから来ている(いい加減・・・)同僚とキッチンで会って、世間話をしていたら、彼女が「ところでさ、日本人(男性)ってなんで大きめの靴を履くの?」って聞いてきた。

はあ???

チェコの彼女の目撃情報?では、階段を上るときに靴の後ろに指が入るくらいカポカポしていたらしく、「だから、歩く時にズルズルするんだと思うよ。それって何か日本の習慣と関係があるの?」

そう、この話題は昔も聞いた事がある。

もう20年くらい前から日本人出向者の歩き方は、ローカル女性社員の中では有名だった。

ちょっとサンダルを履いているようにかかとをやや引きずって歩く歩き方だ。その頃も「○○さんが近くに来たら、足音でわかるわ(笑)」ってよく言われていた。それに、「それってさ、小さい頃、お母さんから”足を上げて歩きなさい”って怒られなかったのかも」(笑)ってキッチンでの話題には事欠かなかった・・・はい、そんなこと言われてないですm(__)m

つまりちょっと引きずって歩く歩き方は「お母さんの躾?」か「サイズの合っていない靴」のせいか、「日本の風習」か?という辺りの議論に発展する(笑)

逆に言えば、欧州の人は靴の生活が長いせいか、ピチっとフィットした靴を好む。
それに革靴類は欧米人を基準に作られているから、自分たちの足に合った靴が選べる、というのもフィットした靴を履ける点だ。

私たちは、足の甲も高く横幅が広めの自分に合った靴を探すのが大変なんだよ!
横幅が合わず、痛いからついちょっと大きめの靴を選ぶって事になるんじゃないかな。
あなたたちの文化に合わせているんやから、仕方ないやん。

でも、最近は出向者も若い人が増え、細身のズボンに素足にローファーっぽい靴を履く子とかもいたり、みんな背も高くちょっとシュッとしてきて、進化して来たと思うんだけれどな。まあ、まだおじさん世代がたくさんいるのは間違いない。

キッチンでの話題って言えば、他にも色々あるんだけれど、面白いのが、日本人って「私?」って聞く時に自分の鼻を指さす。これは欧米にはないミミック。

でも、この仕草はごく自然に出てしまう。条件はお互いしゃべってはいけないような状態の時、手振りで表現する必要がある場合だ。振り返りざまでも私?って聞く時はつい鼻の頭を指さしてしまう。この鼻を指さすしぐさは欧米の人には滑稽に見えるようだ。それと、相手が自分のことを指していることがわからず、逆に「えっ?私の鼻に何か付いてる?」って勘違いしてしまう。

なので「何か鼻についているのを指摘された」と思って、自分の鼻の辺りを叩いてみたりする。お互い鼻先を自分でつんつんしていて、こっちから見てると、めちゃ笑える。

よくあるのが、秘書っぽい女性がドア越しに「電話ですよ~」って仕草をしている。部屋の向こうには数名の人が会議をしている。その中で一人が彼女の仕草に気が付き「えっ僕?」って感じで鼻を指さす。秘書の彼女はちょっとびっくりした感じで「ん?私の鼻に何か付いてるの?」って感じで自分の鼻の辺りをパタパタする。会議中の男性は「何やってるの?なに?僕?じゃないの?」って目を見開いて鼻に指をぐいぐいあてて近寄ってくる。

秘書の人はもう笑いこけながら「鼻がどうしたの?」

背広姿の人が鼻を指さして近寄ってくる姿は、可笑しいらしい。

こっちで「私?」って言う時は大体胸の辺りを押さえるような感じの仕草になる。
日本では「自分」は顔の真ん中にある鼻、欧州では体の中心にある胸のあたりに宿っているらしい。所変われば、ってことかな。

 

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