8月になった。
休暇を取る人が多い。
この時期はベルギーから外に出る人が多いので、ベルギーはちょっと人が少ない状態になる。
道も空いているし、歩いている人も少ない。オフィスもガラっとしている。
特に今年は、去年どこにも行けなかったから、待ちあぐねて、「どこかへ行きたい熱」が高まっているように思う。会社の話題も「今オレンジゾーンになったから、quarantine必須やわー」とか、「PCR超痛い~!」「ともかく、どこでもいいからベルギーから出たい!」とか、集まったら、バカンスの話題で盛り上がる。
EU域内は、ワクチンパスポートが効くらしい。
これはうれしい。バカンスシーズンには大切な情報だ。
それに、ワクチン接種推進に一役買っていると思う。
ワクチン接種が終わっていると、旅行だけでなく、レストランでも自由に食べることができるし、バーにも行ける。でも、ワクチン接種がまだの人達は、制限がかかる。
ワクチン接種は自己選択、と言われても、旅行行きたいし、レストランでゆっくり食事もしたいからワクチン接種しとこう、って言う人も多いと思う。
ワクチン接種をしていなくても、旅行もレストランもいけない事はないけれど、PCR検査陰性の証明書がいるし、隔離時期が必要だし、面倒だ。レストランも8時くらいまでに帰れば大丈夫だけれど、やっぱりゆっくりしたい。
接種は強制はできないけれど、政府としては、できる限り接種率を上げて、集団免疫を獲得したい、と考えている。こんな所にニンジンがあった🥕
そうそう、ちょっと前に私も2度目接種の予約時期がきたので、接種に行ってきた。
そうしたら、ちょっとびっくりしたんだけれど、「予約なし」の人達がたくさん待っていた。
どうも、予約なしでもその日に準備されている接種ワクチンに余りがあれば接種できるらしい。
所謂「当日キャンセル待ち」みたいなものだ。
ひたすら並んで待たないといけないのだが、ともかく余剰のワクチンがあれば、注射してくれる。
このキャンセル待ちのシステムは随分前から採用されていたみたいで、初期の頃は予約に年齢制限があったので、その時なら頑張って待てば、少し早い時期に接種できてよかったのかもしれない。
今はもう、年齢制限もなくなったし、子供でも受付してくれるのに、何で並んでいるんだろう?
予約した方が簡単なのに、と思うが、まあ、世の中色んな人がいるから、予約が面倒なのか、思い立った時に行きたかったのか、なんらかの事情があるんだろう。
受付のハンドリングをしてくれているガードマンっぽい人が3つある窓口のひとつをアポなしの人用にする、と宣言して、その人達を誘導していた。
つまり、アポなしで来ている人達を会場の中へ入れて、待たせて、ある程度アポの人達が掃けてきたら、その人達を受付窓口へ並んでもいいように配慮してあげて、アポの人達も、「僕たち、アポ取ってきてるのに」みたいな文句も一言も言わず、窓口の列に入れてあげて、その辺りの作業がスムーズに進んでいる。
そういうところ、ベルギー人って優しいなあ、って思う。
ちなみに、私は副反応はほぼなく、全く普段通りで、強いて言えば、注射を打った所が少し筋肉痛っぽい痛みが2日くらい続いたくらいかな?だから「めちゃしんどかった~」って言う感想が書けなくて、残念!