ベルギーの車のプレート番号は、以前は、アルファベット3桁、ハイフォン、数字3桁の6桁だった。
どうも、人口が増えて、登録台数も増え、それでは足りなくなってきたらしい。
確かに3桁ー3桁の組み合わせだと(得意な方は計算してください)限りがあるだろう。
日本みたいに、県名とか車種で分別されると、もう少し組み合わせも多くなると思うが、ベルギー国内は全部この6桁だった。発行場所も軽自動車の区別もない。
組み合わせが限界を迎えた時、ベルギー政府の考えた方法は、数字とアルファベットの順を逆にした、6桁を作る、というものだった(笑)。
ベルギーらしい単純な、何だか笑いがこみあげてくるルールなんだけれど、きっと政府の方は真剣に考えて作られたのだと思う。
つまり第2世代のプレートは数字3桁が先にきて、それからアルファベット3桁を入れた逆の組み合わせのプレートが発行された。
ところが、この逆バージョンはどうも評判が悪かったらしく、あまり長く続かず、数か月で次の第3世代のルールがすぐにできた。
それは、この6桁の前に「1-」を付けて、8桁にする、というものだ。(笑)
当時、この第1世代のアルファベット3桁と数字の3桁のプレートを所有している人たちに、「1-」をついたプレートを作り直しの指令が来た。
そうそう、話は飛ぶが、ベルギーでは、登録時に政府の承認の入ったプレートが一つだけ支給され、もう一つは実費で作らないといけない。
鍵屋さんとか、靴のヒールを直してくれる所で、プレート作成もやってくれるので、そこへ行って個人負担で作る。大きさは決まっているが、字体とかは、ちょっとおしゃれな斜めのフォント(?)を選べたりする。
話をもとにもどすと、現時点では、この「1-」が付いたバージョンと、わずかだが、第1世代で「1-」がついていないバージョンと、第2世代の逆バージョンが混在している状態だ。
マイノリティで「8-」とか「T-」「M-」のバージョンがあるが、これは「1-」ができた時に分類を増やしたためだ。
ところが、最近、「2-」がついている車を見つけた!
おおっ、新しい「2-」バージョン!
きっと「1-」が満杯になったんだ。何だか次の世代に突入した感じだ。
「2-」の後はまだ「A」なので、始まったばかりって感じだ。
小さな発見はいつも心が躍るものだ。
ちなみに、私の所の車は、評判悪く発行台数も少ない第2世代の逆バージョン、数字+アルファベットの組み合わせのプレートを所有している。レアものだ 🙂
レアなプレートはちょっと自慢したい気分だが(?)、「1-」がついていないので、プレートが小さいのがちょっと悔しいかな。