サイバーパンク桃太郎-Cyberpunk Momotarô

その他

昨日、メトロ新聞を見ていたら、面白い記事を見つけた。
画像AI ソフトを使ったマンガができたらしい。
こっちの新聞にも出ていたくらいなので、世界的なニュースなんだろう。

私の大好きなメトロ新聞は、メトロの入口に山積みされていて、タダで取れる。
律儀に仏語版と蘭語版の2種類が作成されていて、レイアウト、写真などはどちらの言語でも同じなので、きっと、全く同じ内容をきれいに翻訳されているんだろう。オランダ語は読めないので、本当の所は知らんけど笑。

メトロを待っている間、乗っている間にサクっと読めるくらいの小さな新聞だ。
でも、社会情勢に疎い私に取って(笑)、ベルギーで何が起こっているのか知ることのできる、小さな窓だ。

帰ってからウェッブで調べる。
ルソワールのタイトルがこれ。
Un manga créé par une IA va être publié
AIで作成されたマンガが発行される。

Un manga créé par une IA va être publié - Geeko
Cyberpunk Momotarô est le premier manga généré par IA. Un pari fou relevé par la maison d’édition japonaise Shinchosha. Décidément, l’intelligence artificielle ...

AI (Artificial intelligence) は略語が逆になってIAってなってたので、最初よくわからなかった。
そうか、IAってAIなんだー(わかりにくい!)。そう、intelligence artificielle。
何でも逆になるフランス語。あのナト(NATO)がオタン(OTAN)になってるっていうのと同じ原理だ。(か?)

題名は「サイバーパンク桃太郎」仏語題だと「Cyberpunk Momotarô」
多分仏語読みするとシベ~プンク・モモタホ~みたいに聞こえるんじゃないかな?
「O」の上にちゃんとシャポー「^」が付いているのがかわいい。

お話は、桃太郎<ピーチ・ジョン>と名付けられた少年が、お供を連れ、巨大な敵に立ち向かう、みたいな感じらしい。時代設定はかなり未来で、その環境も変わってきているが、おじいさんとおばあさんが桃太郎を見つける、という昔話をなぞらえている所が面白いと思う。

作者はRootportさん、という人らしい。
なるほどーと思いながらあちこち拾い読みした結果、私の理解した所では、彼は物語を作る人で、絵を描く人ではないみたいだ。なので、今回は自分で作った物語に、画像AIソフトを駆使した絵をつけてマンガを出した、という事らしい。

日本語だと、少し中身が見れる。こんな感じ。
全部カラーで、絵がマンガチックでないのはこちらのバンド・デシネ(BD)の雰囲気だ。
製本もBDに近い感じで、お値段もそこそこしているところ(笑)もBDだ。
背景は、欧州人が好きそうな「日本」だ。笑。

日本語も違和感ないし、ストーリーは面白そう。
でも、コマワリとか、進め方は、日本のマンガっぽくはないかな。

欧州では、2023 年 3 月 9 日から Bunch Comics から出版される予定だそうだ。
欧州では売れそうな気がする。
日本では、さあ、どうだろう。話題性で売れるかな?

 

 

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